革新的な「材料開発」により脱炭素社会の構築に貢献する
本研究はSDGsやゼロエミッションが注目される中で、自動車を筆頭とした輸送機体の省エネ化とCO2排出量削減や、ドローン業界の新産業分野の発展に貢献します。さらには、メタン分解CNTの採用によりカーボンフリー・水素社会の構築にも寄与します.つまり、本研究は社会生活に大きなインパクトを与える可能性を秘めた、国民のみならず人類にとって意義深い研究開発となります。
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ビジョン
本研究はSDGsやゼロエミッションが注目される中で、自動車を筆頭とした輸送機体の省エネ化とCO2排出量削減や、ドローン業界の新産業分野の発展に貢献します。さらには、メタン分解CNTの採用によりカーボンフリー・水素社会の構築にも寄与します.つまり、本研究は社会生活に大きなインパクトを与える可能性を秘めた、国民のみならず人類にとって意義深い研究開発となります。
最終用途例
APPLICATION
軽量・高弾性率・高強度・カーボンニュートラルなメタン分解CNT強化プラスチックを自動車等の輸送機体の構造材として用いることにより、次世代レベルの省エネ化とCO2排出量削減を安価に実現します。
APPLICATION
メタン分解CNT強化プラスチックを構造材として用いることにより、自動車やドローン等の機器を誤作動させる電波の遮蔽も実現します。
強み
テクノロジー
湿式ジェットミルを用いて、フィラー(大抵の場合は凝集している)と溶媒から成る混合液をジェット流速で細管中に流すことにより、凝集したフィラーを短時間で解砕し、溶媒中に良分散させることが可能です。本研究ではこの湿式ジェットミルにより、通常のCNT混合液に比べCNT分散状態が格段に高いCNT良分散液を作製することができます。
物理分散技術によって作製したCNT良分散液に、計算化学に基づいた独自の手法によってテーラーメイドで調整した分散剤を極微量添加することにより、CNTを分散状態を格段に向上させることができます。また、このCNT超良分散液とプラスッチックを湿式で混ぜ合わせることにより、CNTが超良分散したCNT強化プラスチックを創出することが可能となります。
共同研究仮説
二酸化炭素を排出させずに固体炭素として回収しながら水素製造(メタン分解法)することを検討している企業と連携していきたいと考えています。また、固体炭素をCNTとして回収する手法も確立しつつありますので、それを高分子複合材料として構造材料に用途展開することに対して興味を持つ企業との連携を希望します。
イベント動画
研究者
2014年 岐阜大学大学院工学研究科 博士課程修了
2014年~2015年 University of Washington Research Associates
2015年~現在 岐阜大学工学部機械工学科 助教
研究者情報(researchmap): https://researchmap.jp/7000014203/?lang=japanese