若手研究者と企業の
実用化に向けた共同研究を主眼においた
開放的な産学連携プラットフォーム
これまでの産学連携を推進するWebサイトでは、研究開発テーマの有用性を
企業が理解することが難しく、マッチングに至らないという課題がありました。
本プラットフォームでは、研究開発テーマの学術・技術的な情報だけではなく、
ビジョン、ユースケース、共同研究仮説やラボ情報、研究者のメッセージなど、
企業側が必要とする情報を発信します。
NEDOが推進する本プロジェクトは、創造的な研究開発を行う若手研究者を発掘し、
多様な企業との創造的な対話の場を形成します。
実用化に向けたマッチング・共同研究の支援を行うことにより、
次世代のイノベーションを担う人材を育成するとともに、
日本国内における新産業の創出に貢献していきます。
官民による若手研究者発掘支援事業について
「官民による若手研究者発掘支援事業」には、マッチングサポートフェーズと共同研究フェーズの2つのフェーズがあります。このプラットフォームには、マッチングサポートフェーズに応募のあった研究シーズが登録されています。
大学等の若手研究者が実施する産業界が期待する研究開発であり、企業との共同研究等を目指すものに対して、1000万円以内/年※の助成金を交付します(最大2年)。また、NEDO及びNEDOがマッチング支援業務を委託する株式会社野村総合研究所により、企業との共同研究等の機会を創出するためのマッチング支援を実施します。
※第3回公募よりマッチングサポートフェーズの助成金上限が1テーマあたり1000万円に変更となりました。マッチングサポートから1年後に中間評価が入ります。
- 概要
- 大学等に所属し、企業との共同研究等の実施を希望する若手研究者が実施する、産業界が期待する目的指向型の創造的な基礎又は応用研究を実施するものについて助成
- 助成金
- 1テーマあたり1000万円以内/年※
※第3回公募よりマッチングサポートフェーズの助成金上限が1テーマあたり1000万円に変更となりました。マッチングサポートから1年後に中間評価が入ります。
- 事業期間
- 1テーマあたり共同研究フェーズと合わせて最大5年(マッチングサポートフェーズは最大2年)
- 対象事業
- 産業技術分野及びエネルギー・環境分野の目的指向型の創造的な基礎又は応用研究で、産業界が期待する研究開発であり、研究開発の成果が産業に応用されることを目的とし、今後企業との共同研究等を目指すもの
但し、「医薬・創薬分野、医療機器分野」に限定した応用を目指す研究開発提案は対象外
大学等の若手研究者が実施する企業との共同研究等であり、新産業の創出に貢献することを目指すものに対して、3,000万円以内/年かつ企業から大学等に支払われる共同研究等費用と同額以下の助成金を交付します。
マッチングサポートフェーズで共同研究等を形成し、ステージゲート審査を通過した若手研究者も対象です。
- 概要
- 大学等に所属する若手研究者が企業と共同研究等の実施に係る合意書を締結し、企業から大学等に対して共同研究等費用が支払われることを条件として、実用化に向けた目的指向型の創造的な基礎又は応用研究を実施するものについて助成
- 助成金
- 1テーマあたり3,000万円以内/年とし、共同研究等を実施する企業から支払われる共同研究等費用と同額以下
- 事業期間
- 1テーマあたり最大5年
- 対象事業
- 産業技術分野及びエネルギー・環境分野 の実用化に向けた目的指向型の創造的な基礎又は応用研究で、企業と新産業の創出に貢献することを目指した共同研究等を行うもの
但し、「医薬・創薬分野、医療機器分野 」に限定した研究開発提案は対象外
研究シーズ/研究者
マッチングサポートフェーズに応募し、助成対象として採択された若手研究者を中心に、実用化に向けた目的指向型の創造的な基礎又は応用研究を行う大学等に所属する研究者が登録されています。多様な産業、研究・技術分野に渡る研究開発テーマを閲覧し、若手研究者へのお問い合わせ、オンライン面談を申し込むことができます。
マッチング支援パートナー機関
産学連携による共同研究は、大企業及び東京への一極集中となりがちで、距離・リソースにおいて地方の企業の参入障壁が高いという課題があります。地方からも全国の研究シーズへ効率的かつ頻度高くアクセスできるよう、本事業を担当する株式会社野村総合研究所をはじめ、各地の産学連携機関や専門家とタッグを組んだサスティナブルな支援体制を構築しています。