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自由に折り曲げられ、環境にやさしい薄型電子デバイスのポータブル電源として、鉛フリーの有機半導体を用いた太陽電池が注目されています。しかし、依然そのエネルギー変換効率はラボレベルでも20%以下で、フレキシブルデバイスへの応用が遅れています。有機太陽電池の高効率化が急務で、さらに軽量性・フレキシビリティー性が高く、長寿命のデバイスを実現するための材料開発における分子設計指針の確立が必要です。企業との連携・共同開発により、モジュールでエネルギー変換効率15%以上の性能を有するフレキシブル有機太陽電池用半導体高分子材料の開発を目指します。
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ドローンに装着したマイクロホンによる高感度な音響センサーを開発した。直列二極なるビームホーミングによりドローンローター音を10dB減少する。
アダプティブフィルタ、ドローン本体から距離を置いたマイクロホン懸架方式により、1km以内のサバイバルホイッスルを検知できると期待できる。
実験室内の性能であり、実際の山岳での性能検証は今後の課題。また、実際の遭難救助における実用性は調査する必要がある。
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界面活性剤や抗菌剤、ポリマーや環境調和型農薬などで活用例のある脂質ですが、生産手法が確立されていないことがボトルネックでした。私たちがもつ独自の脂質合成の手法を活かすことで、脂質型の素材開発を進めて参ります。特に、脂質が持つ高い生分解性はこれからの素材開発に要求される重要な性質であると考えています。従来開発されてきた頑丈な素材に改めて生分解性を付与することに比べ、元来生分解性を持つ脂質を出発点に開発を進めるビジョンは合理的なアプローチです。また、本研究では原料としてバイオディーゼル燃料の副生物である廃グリセリンを用いることが可能です。廃グリセリンの有効活用としてもテーマ性を有しています。
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現行の栽培法の検討では、栽培条件と収量を紐づけた検討が中心となっており、栽培途中での生理学的な検討材料が乏しい。ましてや圃場試験では、環境が刻々と変化するため、なかなか栽培期間中の要因と収量とを関連づけることが困難です。一方、植物工場では栽培環境を制御することが可能ですが、植物工場の技術開発はインフラ整備に傾いており、生理学的見地からみた栽培環境の最適化という取り組みはなされていないのが現状です。この提案では、収量と強い相関を持つ生理パラメーターを同定し、栽培期間中の環境と植物の生理状態との相関を把握することで、収量の安定化・向上を目指します。
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失活や抗体医薬品の免疫原性の増加による有効性・安全性の低下につながるなど、蛋白質凝集はバイオテクノロジー産業において好ましくない現象とされてきました。その一方で一部の小型蛋白質では、熱変性した時に高温で可逆的なオリゴマー(RO)を形成し、温度を下げれば一分子へと解離するという非常に珍しい現象が発見されました。そこで蛋白質凝集の前駆体とされるRO形成のメカニズムを解明し、蛋白質凝集を未然に防ぐことで、蛋白質製剤の品質管理において深刻なトラブルを回避できると期待されます。
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「機械はいつか壊れる」というのがモノづくりの基本概念です.しかし,機械内の構成要素でも壊れやすさが異なります.本研究では,ロボットシステムにおいて,壊れやすい機械要素であるロボットハンドのモータとケーブルという必要不可欠な構成要素に着目し,それらを排除することで生産システムの高信頼性化を目指した研究開発を行います。
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TwitterやInstagramに代表されるSNSなどでは、自身のアカウントに関係なく不適切な画像や動画を見てしまうことが多い。そこで、提案研究の応用例として、フィルタリングしてくれるだけでなく、人々の健康状態、心身状態に応じた画像、動画を表示または配信できる、ハイブリッド社会への実用やハラスメント防止をすることが期待できる。
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当該タンパク質がアミノ酸を基質に、過酸化水素・ケト酸・アンモニアを産生することに着目し、過酸化水素の様々な病原性微生物に対する強い抗菌・殺菌効果の用途に加え、抗カビ、抗ウイルス効果、さらには農業資材への用途拡大を想定している。医薬品・化粧品、病害防除、成長刺激や栄養素として植物成長調節剤(バイオ農業資材)への応用が可能であると考える。
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Society5.0における農業は、農業生産性、食料安全保障、環境への影響、持続可能性を同時に達成するために情報通信技術を駆使したITベースの農業管理の実現を目指している。 そのために必要な要素技術として。分類(病気、ストレス、植物の形態学的研究)、検出、カウント(花、果物、葉)などを行うために特定のタスクを対象とした多機能CNN(畳み込みニューラルネットワーク)アーキテクチャを開発しています。さらに広範囲の植物を一度に解析するためのドローンベースの画像分析などの様々な技術も開発しています。
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一般的に金属は光を透過せず,絶縁体は光を透過する.この機能を考慮すると,金属-絶縁体転移材料は遮光-透光を切り替えることができるクロミック材料であると言える.これまで実用化されてきたクロミック材料は,耐久性の劣る有機物であったり,動作に電源が必要であったりしたが,本研究では,耐久性に優れた酸化物材料で,無電源かつ自由な温度で動作するクロミック材料を開発する.これは究極の省エネを達成するスマートウィンドウであり,具体的には温度変化で遮光-透光が変化する酸化物をKOHフラックス法(液相法)やスパッタリング法(気相法)で成膜する。
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