2022年度公募 seeds-3553 - 【四国】 微小デバイスにおける局所的な電荷輸送計測技術
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VISION

ビジョン

高性能微小デバイスの設計指針

微小空間における反応計測

微小領域における反応、キャリアのふるまいを観測する時・空間分解計測技術を開発しています。新たな微小デバイス開発にはその材料のエネルギー変換とエネルギー輸送効率の究明が必要となってきます。これらの原因を明らかにするためには時・空間領域でどのようなふるまいをしているかを理解し、エネルギー変換とエネルギー輸送効率を下げている因子を改善化する設計指針を得る必要があります。本技術シーズではこれらを観測可能とする分光計測技術を提供いたします。

USE CASE

最終用途例

太陽電池、有機EL、LED

USE CASE 01太陽電池、有機EL、LED

APPLICATION

APPLICATION

太陽電池、有機EL、LEDの機能発現機構を可視化

太陽電池、有機EL、LEDの効率を上げようとすると、エネルギー損失を理解する必要があります。本技術シーズではそれらを明らかにすることができ、その結果を踏まえて材料の設計指針をたてることができます。

STRENGTHS

強み

時・空間波長同時計測

STRENGTHS 01

時間と空間と波長領域を同時に計測

これまでは時間と空間と波長を分けてそれぞれの計測により、反応計測、キャリアのふるまいを明らかにしてきましたが、本技術シーズではこれらを同時に計測することにより、短時間でその材料系の損失原因、材料設計指針を出すことができます。

TECHNOLOGY

テクノロジー

時・空間同時計測技術

TECHNOLOGY 01

時・空間同時計測技術の応用

吸収分光による時間分解計測法はフェムト秒から秒の範囲まで幅広いダイナミックレンジで計測が可能な手法です。一方で時間分解吸収分光は吸光度の差をとるという計測方法であり、背景光の揺らぎがあるため小さな空間領域で計測することは難しい技術でした。本技術シーズはJSTさきがけ、JST創発研究を通じで最先端の時・空間同時計測により、反応計測、キャリアのふるまいを明らかにしてきましたが、本技術シーズではこれらを同時に計測することにより、短時間でその材料系の損失原因、材料設計指針を出すことができます。

PRESENTATION

共同研究仮説

新規材料、デバイス内の化学反応や電荷のふるまいを観る技術

共同研究仮説01

新規材料、デバイス内の化学反応や電荷のふるまい

化学反応や電荷のふるまいを観測で性能評価試験が省エネ・高速化

化学反応や電荷のふるまいを観ることで、短い時間でもその性能評価をすることが可能で、かつ耐久試験などをせずとも寿命予測などが行えます

RESEARCHER

研究者

片山哲郎 徳島大学ポストLEDフォトニクス研究所

研究者からのメッセージ

先端計測技術シーズの役割

性能評価試験や劣化(寿命計測)試験は基礎研究レベルから応用化にむけての懸け橋となっている通過点ですが、その通過点と基礎研究とのフィードバックには時間と予算が大量に消費されてしまいます。先端計測技術シーズを用いることによって、その時間と予算を短縮することができます。吸収分光による時間分解計測法はフェムト秒から秒の範囲まで幅広いダイナミックレンジで計測が可能な手法です。一方で時間分解吸収分光は吸光度の差をとるという計測方法であり、背景光の揺らぎがあるため小さな空間領域で計測することは難しい技術でした。本技術シーズはJSTさきがけ、JST創発研究を通じで最先端の時・空間同時計測により、反応計測、キャリアのふるまいを明らかにしてきましたが、本技術シーズではこれらを同時に計測することにより、短時間でその材料系の損失原因、材料設計指針を出すことができます。