若手研究者産学連携
プラットフォーム
研究の成熟度
TRL1
基本原理・
現象の確認
基礎研究
TRL2
原理・現象の
定式化
基礎研究
TRL3
実験による
概念実証
応用研究
TRL4
実験室での
技術検証
応用研究
TRL5
使用環境に
応じた技術検証
実証
TRL6
実環境での
技術検証
実証
TRL7以上
実環境での
技術検証
※TRL(TRL(Technology Readiness Level):特定技術の成熟度を表す指標で、異なったタイプの技術の成熟度を比較することができる定量尺度
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ビジョン
最終用途例
APPLICATION

二酸化炭素を原料として、水分を殆ど含まず、かつ不純物の少ない固体状の炭素や炭化物を合成できます。そのため、燃焼時の副生成物が少なく不快臭もない燃料や合成材として使用できます。
APPLICATION

与える電位や電流、電解時間を制御して合成炭素のマイクロ構造を制御します。その形態に応じて高機能な材料として応用できます。
強み
合成法は安価・メンテナンスが容易かつアルミニウム精錬で長年にわたって技術が確立されている溶融塩電解法です。二酸化炭素を固体炭素まで還元処理できる技術は国内外で競合性が低いため、他と差別化できる新たな二酸化炭素の資源化技術になります。
テクノロジー
450℃・1気圧CO2下の高温溶融塩中での電解によりカーボンナノチューブの合成に成功(Suzuki et al., Electrochim. Acta, 2023.)。25℃・1気圧CO2下のイオン液体中での電解により非晶質炭素めっきに成功(Yamamoto, Suzuki et al., J.Electrochem.Soc., 2023.)。
共同研究仮説
動作温度や生成量に応じた規模感の電解セルの設計・開発。また、合成炭素の機械的・化学的・生体工学的などの材料評価。
研究者
2021年同志社大学大学院 理工学研究科 数理環境科学専攻 博士後期課程修了。博士(工学)。現在、同志社大学ハリス理化学研究所 助教。マテリアルズ・テーラリング研究会にて優秀賞、一般社団法人日本原子力学会新型炉部会にて優秀講演賞等。電気化学プロセスを利用した二酸化炭素の資源化、宇宙資源・エネルギー、相転移、溶融塩、電析、そしてISRU「その場資源利用」について研究を進めている。
ENEOS Xplora とCO2からの固体炭素製造実用化のための共同研究を遂行、炭素製造とCO2削減の両立を目指している。同志社・ダイキン「次の環境」研究センター リサーチフェローを務めている。
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