2022年度公募 seeds-2364 - 【中部】 ”光るデバイス”を省エネ化する、乾電池で動く有機ELの開発
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VISION

ビジョン

乾電池一本で駆動可能な白色有機ELデバイスの開発

超低電圧で発光可能な白色デバイスへの応用

従来デバイスに対して駆動電圧を半減であるため、RGB単色素子をいずれも低電圧で駆動できます。実用的なデバイスとしてタンデム型などへ転用した際も低電圧化の利点が大きく働く。加えて、励起子拡散を利用することで、単素子による白色発光デバイスを目指しています。これにより乾電池で駆動可能な白色光源への応用へチャレンジします。

USE CASE

最終用途例

省エネルギーな白色発光デバイスへ貢献

USE CASE 01白色照明光源の省エネルギー化

APPLICATION

APPLICATION

発光部の低電圧化によりモジュール全体の省エネルギー化

常時駆動が必要な照明光源などへの応用が期待できる。発光メカニズムとして従来有機ELの半分の駆動電圧で発光が得られるため、デバイスモジュールを構成する周辺部材・回路への負担を軽減できる。

STRENGTHS

強み

超低電圧駆動!

STRENGTHS 01

エレクトロニクスルミネッセンスの原理を覆す低電圧駆動を実現

D/A界面での電荷再結合と励起子アップコンバージョンを応用しているので、発光材料の光学ギャップに対して約半分相当の電圧で駆動することが可能になった。

TECHNOLOGY

テクノロジー

過渡応答測定により得られる発光の100%がExUC経由であることを確認

TECHNOLOGY 01

TTUに起因するT1はD/A界面から約10nmに集中している

学術論文として2報報告済み、その他一般雑誌への寄稿を2報している。関連特許は国内・国外申請ずみ。プレスリリースでの反響は大きく、日本経済新聞などの新聞紙 6誌、国内 webメディア 11社、国外 webメディア 8社で掲載された。
Adv. Opt. Mater., 10 (2022) 2101710.
J. Mater. Chem. A, 10 (2022) 19935–19940.

PRESENTATION

共同研究仮説

実デバイスとして応用していただける企業様を募集しています。

共同研究仮説01

薄膜デバイスのモジュール化や社会実装に向けて

実社会へ還元してくださるパートナーを募集します

LEDなどの発光光源を作製する企業、照明光源などを作製する企業とのコラボレーションを希望しています。私達は薄膜形成や素のデバイス評価を得意としており、原理に関するライセンスも申請中です。しかし、実デバイスへの実装に関しては素人であり、ともに社会実装してくパートナーを募集しております。

共同研究仮説02

ライセンスを有効に活用してください

ともに足場を固めるパートナーを募集します

本研究に関する基本特許を申請中です。しかし、より広く社会還元を考えるのであれば、これらを有効に活用していただく企業様が必要不可欠と考えます。周辺特許化も含めともに足場を固めるパートナーを募集しております。

EVENT MOVIE

イベント動画

RESEARCHER

研究者

森本勝大 富山大学学術研究部工学系(准教授)

研究者からのメッセージ

パートナーを募集します

学会などで関連業界の企業様とお会いする機会は多分にありますが、本事業を通じて学会などへ参加されない方々と巡り合えることを期待しております。