若手研究者産学連携
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ビジョン
最終用途例
APPLICATION
本研究の技術を活用すると、不溶性高分子粒子の分解反応を顕微鏡観察で追跡することができるようになります。直径数マイクロから数十マイクロメートルほどの粒子を顕微鏡で観察しながら、その表面における加水分解反応の進行を光共振として高精度に測定します。測定精度・時間分解能が高く、液中の粒子をその場で観察することが特徴です。
強み
例えば従来型の測定方法として、重量測定や水晶振動子マイクロバランス法などがあげられます。いずれにおいても測定対象はバルクの材料が用いられてきました。本技術では極めて小さな粒子の分解を顕微鏡で観察しなが測定することができます。
テクノロジー
独自の粒子化技術により、目的の高分子を極めて高品質な球体形状へと加工します。これにより、高分子からの発光が共振し、スペクトルに先鋭なピークが現れます。このピークを利用することで、粒子のサイズ減少を数nmという非常に高い感度で検出します。
共同研究仮説
生物学的な代謝の観察、炭水化物の発酵、汚泥の分解、マイクロプラスチックの分解など、興味のある具体的な材料と分解反応についての情報をお待ちしております。
イベント動画
研究者
2013年 – 2018年 東京大学大学院工学系工学系研究科化学生命工学専攻 終了
2018年 – 現在 筑波大学数理物質系 助教(現職)