NEDO 官民による若手研究者発掘支援事業 「若サポ」
若手研究者産学連携プラットフォーム
研究の成熟度
TRL1
基本原理・
現象の確認
基礎研究
TRL2
原理・現象の
定式化
基礎研究
TRL3
実験による
概念実証
応用研究
TRL4
実験室での
技術検証
応用研究
TRL5
使用環境に
応じた技術検証
実証
TRL6
実環境での
技術検証
実証
TRL7以上
実環境での
技術検証
※TRL(TRL(Technology Readiness Level):特定技術の成熟度を表す指標で、異なったタイプの技術の成熟度を比較することができる定量尺度
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ビジョン
最終用途例
APPLICATION

防指紋・防汚性と低摩擦性を両立し、視認性を維持しながら清掃負荷を低減し、良好な指滑りの実現を目指します。
APPLICATION

摺動部材に低摩擦性と耐摩耗性を付与し、摩擦によるエネルギー損失の低減と部材の長寿命化を目指します。
APPLICATION

フィルムや繊維表面に撥水性と防汚性を付与し、汚れの付着を抑制するとともに、洗浄・メンテナンス負荷の低減を目指します。
強み
テクノロジー
基材表面に導入した重合開始基から環状シロキサンモノマーを重合し、ポリシロキサン鎖を高密度に成長させるgrafting-from法を用います。ナノメートルスケールのブラシ層を形成し、終端や側鎖構造を精密に制御することで、低摩擦性、撥液性、防汚性などの表面機能を分子レベルで設計します。用途に応じてブラシ構造を最適化できることが特長です。
あらかじめ合成したポリシロキサンを基材表面に固定するgrafting-to法により、より簡便な表面処理プロセスを目指します。ポリマー濃度や分子構造、グラフト密度等を調整することで表面特性を制御し、繰り返し摩擦後も低い動摩擦係数を維持できる条件を検討しています。実用基材への展開を見据え、精密な分子設計と処理工程の簡便化の両立を目指します。
共同研究仮説
実用ガラス等を用いて、防指紋・防汚性、指滑り、耐摩耗性を共同評価します。製品に求められる性能を明確化し、ポリシロキサンブラシの分子構造や処理条件を最適化することで、実用化につなげます。
実用部材と実使用条件で、摩擦係数、耐摩耗性、耐久性を共同評価します。荷重や相手材などの使用環境を踏まえて表面構造を最適化し、摩擦損失の低減と部材の長寿命化を検証します。
実用フィルム・繊維を用いて、撥水性、防汚性、耐久性や既存加工工程への適合性を共同評価します。用途ごとの要求性能に合わせて材料構造・処理条件を最適化し、製品への適用可能性を検証します。
研究設備
ポリシロキサンをはじめとする高分子材料の合成から、基材表面への高分子ブラシ形成・表面改質まで、目的に応じた材料設計と試料作製を研究室内で実施できます。
合成した材料について、化学構造や分子構造、表面・薄膜構造などを解析し、分子設計や表面形成条件と材料構造との関係を評価できる研究環境を整えています。
摩擦特性、濡れ性、耐摩耗性など、機能性表面に求められる物性を評価し、材料の分子構造から表面機能までを一貫して検討できる体制を整えています。
研究者
2012年3月 名古屋大学大学院工学研究科 修了
博士(工学)の学位を取得
2012年4月 名古屋大学大学院工学研究科 助教
2024年4月 香川大学創造工学部 准教授(現職)
高分子材料
表面・界面
分子組織化
液晶
有機無機ハイブリッド
化学・素材、ガラス・表面処理、電子材料、粘着・機能性フィルム、医療機器、化粧品など、幅広い業界の企業との共同研究実績があります。高分子材料の設計・合成、表面・界面制御、機能性コーティング、物性評価を中心に、各企業のニーズに応じた材料開発を進めてきました。