付着によるロスやリスクを低減
液体・固体・生物の付着は、エネルギーロスや食品ロス、不衛生など多くの問題を引き起こします。
従来はフッ素系材料(PFASなど)が高性能な付着抑制技術として広く利用されてきましたが、
近年その環境・生体リスクが指摘され、代替技術の開発が急務となっています。
私たちは、各種材料や成膜手法を駆使し、フッ素を使わずに難付着性を実現する新技術を開発中です。
新しい表面処理技術を社会に普及させ、フッ素代替を促進し、付着による諸問題の解決を目指します。
NEDO 官民による若手研究者発掘支援事業 「若サポ」
若手研究者産学連携プラットフォーム
研究の成熟度
TRL1
基本原理・
現象の確認
基礎研究
TRL2
原理・現象の
定式化
基礎研究
TRL3
実験による
概念実証
応用研究
TRL4
実験室での
技術検証
応用研究
TRL5
使用環境に
応じた技術検証
実証
TRL6
実環境での
技術検証
実証
TRL7以上
実環境での
技術検証
※TRL(TRL(Technology Readiness Level):特定技術の成熟度を表す指標で、異なったタイプの技術の成熟度を比較することができる定量尺度
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ビジョン
液体・固体・生物の付着は、エネルギーロスや食品ロス、不衛生など多くの問題を引き起こします。
従来はフッ素系材料(PFASなど)が高性能な付着抑制技術として広く利用されてきましたが、
近年その環境・生体リスクが指摘され、代替技術の開発が急務となっています。
私たちは、各種材料や成膜手法を駆使し、フッ素を使わずに難付着性を実現する新技術を開発中です。
新しい表面処理技術を社会に普及させ、フッ素代替を促進し、付着による諸問題の解決を目指します。
最終用途例
APPLICATION

食品や薬品の容器内壁を処理し付着抑制機能を付与することで、内容物のロスを低減可能になります。
また、リサイクルやリユース時の容器の洗浄にかかるエネルギーやコストなどを削減できます。
APPLICATION

身の回りの機器(分析、健康、医療、輸送、産業など)や製品(建築部材、水回り製品など)に抗菌性や防汚性を付与することにより、
清潔な環境を提供できるようになります。
APPLICATION

藻類、氷雪霜、砂や埃などの付着を抑制することで、各種輸送機器や電子機器などの効率や燃費の低下を防ぎます。
また、メンテナンス時のエネルギーやコストが削減できます。
強み
私たちは、難付着性付与のため、有機材料と無機材料の知見をもとに、独自の材料群を開発してきました。
これまでに例えば、独自の構造や機能を示す、単分子膜、ポリマーブラシ、
ゲル皮膜、液膜などの新しい材料を実現しています。
これらの多様な知見により、目的に応じた材料や機能のチューニングも可能です。
私たちは、特殊な設備や環境が不要、原料を混ぜるだけ、塗る・吹き付けるだけ、
といった、扱いやすさを念頭に置いた表面処理技術を開発してきました。
企業様のご協力により、これらの一部は既存の設備やプロセスに直接適用可能であることが実証されています。
テクノロジー
市販あるいは独自開発のシランカップリング剤を使用した「単分子膜」、独自の反応性官能基固定化法と制御重合法を駆使した「ポリマーブラシ」、
有機高分子と無機粘土微粒子を組み合わせた「複合皮膜」や「ゲル皮膜」、独自配合の「機能性液体」などに技術的な強みがあります。
これらは基礎研究レベルであればすぐに提供できる状況にあります。また、材料の強みを明確化するための分析・評価技術も豊富に保有しています。
共同研究仮説
お手持ちの機器や部素材表面を開発品で処理し実用現場での評価をご一緒できます。
また、開発品の製品形態、例えば、コート液、スプレー、高純度試薬などに展開するための共同開発が可能です。
開発品の用途に応じた応用的な分析・評価やお手持ちの既存製品(化成品やフィルムなど)の機能強化を実施いただけます。
開発品のスケールアップなどをご一緒できます。また、未利用資源、廃棄物、地域特産品由来成分などから、
開発品の合成に使用可能有用物質を共同で探索することが可能です。
イベント動画
研究者
■学歴:2015年 九州大学 工学府 物質創造工学専攻 博士後期課程 修了
■職歴:2015年~2020年 産業技術総合研究所 材料・化学領域 構造材料研究部門
2020年~ 2023年 同 極限機能材料研究部門
2023年~ 現在 産業技術総合研究所 生命工学領域 健康医工学研究部門
2025年〜 2026年 同 連携推進室
■所属組織のHP:https://unit.aist.go.jp/hmri/group/qm/index.html
■所属組織の連携メニュー:https://www.aist.go.jp/aist_j/researcher/aboutus/howto01.html
https://researchmap.jp/To-Sato
・高分子化学
・表面化学
・バイオミメティクス
・表面分析
・バイオマテリアル
化学、素材や機械業界のメーカーや大学などアカデミアとの共同研究実績があります。