若手研究者産学連携
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ビジョン
本研究テーマでは少量・小ロットながら多彩な新規材料の開発を目指している。新規材料開発プロセス(フロー)のどの部分に強みが出せるかを意識しながら、同じような形態の研究テーマと連携することでさらなるレベルアップを目指す。
例えば、特殊な機能性評価に特化しているようなグループと連携できれば、ユーザーに訴求する魅力的な材料開発の幅を広げることができる。
最終用途例
強み
新規な金属粉末造形法の提案であり原料(ペレットやフィラメント)があれば大型かつ高額な装置を利用せずに複雑な造形が可能な点
テクノロジー
・銅は抗菌性を有する
・しかし、金属3Dプリンタでの造形は高価
・そこで、樹脂と金属を複合化させることで樹脂用3Dプリンタの造形を実現
→JIS Z 2901-2012を元にした抗菌性評価の結果、銅を含む樹脂材料で抗菌性を確認
比較材である銅板と同様の抗菌性がある。一方、樹脂のみの材料では抗菌性は得られなかった。
・メンテナンスフリーや長寿命化の要請で部材レベルのセンシングが必要
・しかし、金属部材単体でのセンシングは困難
・そこで、熱電変換能を有する固体潤滑剤にセンシング機能を付与
→半導体の性質も有する硫化物を単体あるいはp型、n型で接続することで起電力が発生
→結果的に、固体潤滑剤である硫化物で起電力発生
共同研究仮説
本研究テーマで扱う、材料(金属・樹脂・硫化物)、プロセス(3Dプリンタ、ホットプレスなど)、評価方法(摺動性能、熱電変換性能、抗菌性)をベースに、まずは少量・小ロットでの試作評価を実施します。
一方、成果が見え始めた場合の量産対応については、ユーザー様の設備を元にコンサルティングが可能です。
研究者
2007年3月 関西大学大学院博士課程後期課程修了
2007年4月-2015年3月 ㈱栗本鐵工所勤務
2015年4月-2017年3月 関西大学システム理工学部 助教
2017年4月 関西大学システム理工学部 准教授
博士(工学)
技術士(金属部門、総合技術監理部門)
関西大学学術情報システムへのリンク
https://gakujo.kansai-u.ac.jp/profile/ja/d6f3d7ff2fb783Zeef1c5f1FY8e12.html