2023年度公募 seeds-4729 - 【中部】 ロボットを用いた作業自動化のための不定形物操作シミュレーション
  • 機械工学
  • その他工学
  • 廃棄物処理
  • ロボット・FA
  • センサ・計測・解析
  • 人手不足解消
  • #ロボット
  • #製造
  • #デジタルツイン
  • #リサイクル
  • #不定形物操作
  • #解体
VISIONビジョン

このシーズに
問い合わせる

VISION

ビジョン

不定形物作業の自動化促進基盤の構築

製品製造等におけるボトルネック工程を自動化し、人や環境にかかる負荷を軽減

持続可能な社会の実現のため、製品製造やリサイクルの現場では様々な変革が求められている。本研究開発では、ケーブル・ゴム・布・革などの不定形物を操作の自動化を容易にするための開発環境を提供することを目指す。そして、次の展開に貢献する。①単純作業の無人化を図り、人に合わせた作業環境の構築や空熱環境の運用に関する負荷を減らす、②分解作業や組み立て作業での人的ミスを減らし、無駄を省いて生産性を向上させる。

USE CASE

最終用途例

製品製造、解体およびリサイクル現場における自動化業務の効率化

USE CASE 01シミュレーションを利用することで実機検証にかかる労力を削減

APPLICATION

APPLICATION

例:製品の製造や解体

自動車や電化製品にはケーブルや布、ゴムカバーなどの不定形物が多く組み込まれている。これらに関する作業を適切にシミュレートすることで、自動化に必要な試行錯誤の多くを実機を使わずにできるようにする。

STRENGTHS

強み

不定形物操作の適切なシミュレーションと、ソフト/ハード両面からの自動化デザイン

STRENGTHS 01

シミュレータ内で「不定形物操作」を適切に再現

「操作を加える」と「不定形物の変化する」ことの関係をシミュレータで適切に表現する。もし従来ハードウェアでは適切な操作を加えることが難しい場合は、新たなハードウェアも考案する。

TECHNOLOGY

テクノロジー

不定形物操作をシミュレータ上で適切に再現するための手法

TECHNOLOGY 01

操作と不定形物変化の関係性学習

以下を実現し、不定形物作業の自動化にかかる手間を削減可能にする。
•外力や摩擦が働く状況下での不定形物の状態を適切に表現する。その表現を用いて不定形物の状態を正確に推定可能にする。布製品や自動車部品の解体などを対象として、求められる精度で不定形物の状態を把握する。
•外力や摩擦が働いた不定形物のふるまいを正確に模擬できる物理シミュレーション環境を構築する。そのシミュレータ内で不定形物操作を学習可能にし、その結果をもとに実ロボットに不定形物操作を破綻せず実行させる。

PRESENTATION

共同研究仮説

不定形物操作シミュレーション基盤の開発と運用

共同研究仮説01

不定形物操作の自動化を迅速に実現する手段の提供

デジタルツイン環境のパッケージ化および製品化

単一のパッケージで多くの自動化に対応できるように実装を一般化
大学側:不定形物操作の計測やモデリング手法を新たに提案・検証
企業側:大学側の成果を引き取り企業独自のデジタルツイン環境を拡張

RESEARCHER

研究者

山崎公俊 信州大学 教授
経歴

研究室Webページ:http://ais.shinshu-u.ac.jp/ja/

研究者からのメッセージ

ロボティクスに基づく不定形物操作の自動化

私は知能ロボティクスを専門とする研究者であり、特に布製品やケーブルなどの柔軟物をロボットに操作させるための研究を進めてきました。本プロジェクトは、これまでの成果を一つの形として世に出し産業等に役立てたいと考えたものです。不定形物操作のデジタルツイン化を容易にするソフトウェアやその活用方法を確立し、状況に応じてハードウェアも新たに開発することで、自動化技術の拡大に貢献します。