2022年度公募 seeds-2541 - 【関東】 スマホを胸ポケットにいれて作業するだけで業務を可視化
  • 自動車・機械
  • 運輸・物流
  • IT・通信
  • 建設・不動産
  • 流通・小売
  • 機械
  • 生産・加工
  • 情報
  • #ロボット
  • #スマートフォン
  • #作業計測
  • #物流DX
  • #機械化
  • #簡単
  • #安価
VISIONビジョン

このシーズに
問い合わせる

VISION

ビジョン

産業用ロボットの持続的な発展に寄与する業務可視化システム

現場の産業用ロボットのニーズ収集とこれに基づく製品開発、アフターサービスの高度化

本システムでは、計測アプリをインストールしたスマホを胸ポケットにいれて(または首から下げて)作業するだけで、現場の業務を可視化できる。特に本研究では、現場の機械化のニーズを要素作業・動作・姿勢レベルで定量的に算出することを目指す。さらに、機械導入前後で計測を行うことで、実際の導入効果と、発生している付帯作業等を把握でき、アフターサービスや今後の製品開発への活用にも利用できる。

USE CASE

最終用途例

ロボットの導入効果を数値化して、販売や製品開発を支援

USE CASE 01販売支援

APPLICATION

APPLICATION

搬送・包装・荷役に関するロボットの導入効果の推定

例えば、搬送用機械に関心のある顧客の施設を、本システムで計測すると、導入前にその効果を数値化できる。これにより、科学的な販売が可能になる。

USE CASE 02アフターサービスや製品開発への活用

APPLICATION

APPLICATION

現場に寄り添ったサービスやモノづくり

顧客の施設で継続的な計測を行うことで、継続的な現場ニーズの収集が可能になる。これにより、アフターサービスの高度化や、製品開発への活用もできる。

STRENGTHS

強み

安価かつ簡易な作業計測

STRENGTHS 01

業務を阻害せず、腰痛リスクを含む、詳細な現状把握を実現

本技術シーズ(特許取得済み)の独創性は、作業者の属性に依存しない作業特徴の抽象化技術により、スマートフォンを胸ポケットに入れるだけで、作業を阻害せず、作業を可視化できる点である。現在人手で行っている問題発見を自動化できる。競合技術より、安価に実装でき、幅広い現場・業種・労働者に適用できる。

TECHNOLOGY

テクノロジー

専門性の高い業務経験を有する者が人手で行っていた作業計測を廉価に代替

TECHNOLOGY 01

アプリをインストールするだけでスマートフォンが計測機に

特許:
・麻生 敏正、「作業推定装置、作業推定方法、および作業推定プログラム」、特許第6738084号、2020年7月21日
・麻生 敏正、「作業管理システム、作業管理方法、およびプログラム」、特願2020-210685、2020年12月18日

学会賞:日本物流学会賞(1回)、電子情報通信学会LOIS研究会グッドプレゼンテーション賞(計5回)、東京海洋大学学長賞(1回)

PRESENTATION

共同研究仮説

販売支援(搬送・包装・荷役に関するロボットの導入効果の推定)

共同研究仮説01

ロボットの効果を要素作業・動作・姿勢レベルで可視化

データに基づく科学的な販売へ

機械メーカは、機械設計・改良のノウハウ・技術は保有するが、物流現場の実務を計測する技術は持っていない。一方、大学では、現場が求める機械設計・販売を一から行うことができない。そのため、大学と企業が、各々の長所を活用する共同研究を行うのが最も合理的かつ実利的である。

共同研究仮説02

アフターサービスや製品開発への活用

現場に寄り添ったサービスやモノづくり

機械メーカは、機械設計・改良のノウハウ・技術は保有するが、物流現場のニーズや課題を可視化する技術は持っていない。一方、大学では、現場が求める機械設計・販売を一から行うことができない。そのため、大学と企業が、各々の長所を活用する共同研究を行うのが合理的である。

EVENT MOVIE

イベント動画

RESEARCHER

研究者

麻生 敏正 東京海洋大学(准教授)

経歴

■経歴
2010・2011 埼玉大学 研究支援者・非常勤研究員等
2012~2020   東京海洋大学 海洋工学部 流通情報科 助教
2021~現在 東京海洋大学 海洋工学部 流通情報科 准教授

■発表歴
2012~2013 作業計測フレームワークの提案
2013~2014 姿勢推定技術の開発
2014~2018 要素作業推定技術の開発
2018~2020 非効率な動作検出技術の開発
2020~現在 フォークリフト用計測技術の開発

■実績
主要な特許:麻生 敏正、「作業推定装置、作業推定方法、

および作業推定プログラム」、

特許第6738084号、令和2年(2020年) 7月21日
学会賞:日本物流学会賞(1回)、電子情報通信学会LOIS研究会

グッドプレゼンテーション賞(計5回)、東京海洋大学学長賞(1回)

■代表論文
麻生敏正、黒川久幸、上村聖、「現場管理における要素作業計測の効果」、

日本物流学会誌第26号(審査付論文)、pp.105-112、2018

■リンク
https://www2.kaiyodai.ac.jp/~tasou00/

 

研究者からのメッセージ

現場に寄り添い、現状を可視化し、日本のモノづくりをサポートします!

物流は日常生活を支える重要な活動であるが、現場の経験と勘に頼った業務管理も多く、機械化が十分に進んでいない。物流ロボットの市場は今後も拡大すると予測されているが、現場導入されているロボットの多くが海外メーカのものであり、日本企業の高いものづくりの技術力を十分に活かし切れていないのが現状で、非常に勿体ないと感じている。申請者が保有計測技術により、作業者の小さな声(大変さや頑張り)を代弁し、現場のニーズや問題点を可視化することで、現場の問題や課題を機械メーカに届け、日本のモノづくりを根本から支援したい。そして結果として、働きやすい職場への改善を促進し、持続可能な物流の実現、さらに我々の暮らしの質の向上に貢献したい。