高機能樹脂を循環再利用してサスティナブルな社会の実現に貢献します
ポリウレア樹脂は、その高い耐水性などの特徴から、様々な構造物の表面加工に適した材料です。特に、湿潤な気候風土の日本においてはインフラなどの補強への利用が期待されています。一方で、長期的な視野に立つと、役目を終えたポリウレア樹脂の適切な処分–理想的には再利用する方法–必要不可欠です。高機能樹脂であるポリウレア樹脂の再利用には、難分解性のウレア結合を化学変換する手法の開発が不可欠です。触媒技術を用いてこの難題に取り組み、ポルウレア樹脂の循環を実現します。