重水素化で機能性材料をバージョンアップ
本研究では、カルボン酸類の重水素化反応開発による重水素化合物の合成基盤を構築することで、狙った位置に重水素を選択的導入した機能材料を合成できます。これらの重水素化機能性材料は、機能を損なうことなく安定性向上が可能となります。また、安価な重水素化合物ライブラリーは、これまで重水素化合物が利用されていない産業への利用拡大を促進します。
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ビジョン
本研究では、カルボン酸類の重水素化反応開発による重水素化合物の合成基盤を構築することで、狙った位置に重水素を選択的導入した機能材料を合成できます。これらの重水素化機能性材料は、機能を損なうことなく安定性向上が可能となります。また、安価な重水素化合物ライブラリーは、これまで重水素化合物が利用されていない産業への利用拡大を促進します。
最終用途例
APPLICATION
重水素化カルボン酸類を素材として用いることで、重水素を狙った位置に導入できます。これにより安定性の向上が可能となります。
強み
簡単かつ安価に行える独自の重水素化技術を基盤として、これまで合成困難であった重水素化合物のケミカルスペース拡大が可能となります。
テクノロジー
独自のカルボン酸類の触媒的な活性化技術により、従来法では達成することが困難な温和な条件での重水素化が可能です。また、カルボン酸類は様々な化合物へと変換できるため、重水素化素材として非常に有用です。これらの独自の技術により、これまでアクセス困難であった様々な重水素化合物を簡単に合成できるようになります。
共同研究仮説
化学メーカーや製薬企業など有機化合物を取り扱う企業との共同研究を想定しています。また重水素化合物ライブラリーの試薬としての市販化も行いたいと考えています。
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研究者
2011年 東京大学大学院博士後期課程修了
2011年–2012年 日本学術振興会海外特別研究員(ETH Zurich)
2012年–現職 九州大学大学院薬学研究院 助教