若手研究者産学連携
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基礎研究
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応用研究
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技術検証
実証
TRL7以上
実環境での
技術検証
※TRL(TRL(Technology Readiness Level):特定技術の成熟度を表す指標で、異なったタイプの技術の成熟度を比較することができる定量尺度
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ビジョン
最終用途例
APPLICATION
生体材料には生体適合性と超弾性が求められる。
Ti-Al基形状記憶合金は、既存材料に比べ超弾性・生体適合性・加工性に優れ、実用化すれば高い優位性を持つ製品開発が可能となる。
APPLICATION
本研究のTi-Al基形状記憶合金は軽量かつ広い使用温度範囲と卓越した超弾性を備え、
次世代車用の超弾性タイヤに最適な素材候補である。
強み
本研究で開発する、軽量で高強度かつ高超弾性の新規Ti-Al基形状記憶合金である。
予備研究で見出したTi-Al基形状記憶合金は、Ni-Ti合金に匹敵する7%を超える可逆歪みを持ちながら、
従来のTi基合金よりも遥かに高い約800 MPaの強度を示している。
テクノロジー
既存材料の代替品となり得るだけでなく、従来の設計枠を超えた製品を生み出す可能性がある。
提案するTi-Al基形状記憶合金は、超弾性、生体適合性、加工性、軽量性、使用温度範囲の点で
従来の素材と比べて比類なき特性を持つ可能性が確認されており、本研究開発が成功すれば、
従来技術に比べて高い優位性を持つ製品の開発は従来にない独創的なテーマである。
共同研究仮説
本研究開発で行う合金は新規であり、特性が材料組織に強く依存するため、
溶解・加工・熱処理の製造工程の確立が必要になる。また、製品コストと量産性との両立を検討する必要がある。
本研究開発で提案する応用を実現するために、素材からデバイスに製品化することが必要である。
また、一部の製品は市場に向け、公的機関への許認可を受ける必要がある。
企業と連携して素材の深加工により構造設計から機能検証までのデバイス化に進む。
研究者
2024-現在 現職
2021-2024 Ph. D. 東北大学
2018-2021 M. S. 大阪大学