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ビジョン
最終用途例
APPLICATION
適切な照射条件で電子ビームを照射することで、複数穴の微細バリを一括して除去できる可能性があります。
APPLICATION
オリフィスなどに必要とされる鋭いエッジ、一般摺動部品などに必要な丸みのあるエッジ部など、微細エッジ部において工業製品の用途に応じた所望の曲線半径を得ることができる可能性があります。
強み
工具などを用いて1穴ずつ微細穴のエッジ処理を行う従来技術と比較して、大面積電子ビーム照射法では有効径の範囲内における、複数穴の微細バリ取およびエッジ部の曲線半径制御を一括して行うことができる可能性があります。
テクノロジー
大面積電子ビーム照射法は、有効径60mmの電子ビーム照射によって、被加工物の極表面を均一かつ瞬時に溶融、蒸発させることが可能です。これにより、微細凹凸形状の高能率表面仕上げが可能であることを明らかにしています。さらに、凸部への電子集中現象を利用することで、微細エッジ部に電子ビームが集中し、微細バリ取りや、エッジ部の曲線半径制御が可能です。有効径の範囲内なら、ステージを動かすことなく、複数微細穴のエッジ部を一括して処理することができます。
共同研究仮説
電子ビーム照射によるエッジ処理技術が適用可能な業界を、自動車産業、航空宇宙産業、医療機器産業などの様々な業界から模索しています。本加工技術が実用化できる可能性について試していきたいです。
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研究者
■経歴
2014年3月 大阪大学 大学院工学研究科 修了,博士(工学)取得
2014年4月 大阪大学接合科学研究所 日本学術振興会特別研究員
(2013年3月より採用)
2015年4月 岡山大学 大学院自然科学研究科 助教
2021年4月 岡山大学 学術研究院自然科学学域
助教(改組による配置換)
■研究室HP
http://ntmlab.mech.okayama-u.ac.jp/
■researchmap