日常で身近な”布”を電源・センサへ
ヘルスケア、介護、みまもり、スポーツなど様々な分野においてウェアラブルデバイスへの期待が高まっています。
多種多様なウェアラブルデバイスが開発されていますが電源は?
日常生活で身近な存在である”布”に焦点を当て、
摩擦で発電する布を開発します。布そのものの柔らかさを生かした電源あるいはセンサへの活用を目指します。
若手研究者産学連携
プラットフォーム
研究の成熟度
TRL1
基本原理・
現象の確認
基礎研究
TRL2
原理・現象の
定式化
基礎研究
TRL3
実験による
概念実証
応用研究
TRL4
実験室での
技術検証
応用研究
TRL5
使用環境に
応じた技術検証
実証
TRL6
実環境での
技術検証
実証
TRL7以上
実環境での
技術検証
※TRL(TRL(Technology Readiness Level):特定技術の成熟度を表す指標で、異なったタイプの技術の成熟度を比較することができる定量尺度
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ビジョン
ヘルスケア、介護、みまもり、スポーツなど様々な分野においてウェアラブルデバイスへの期待が高まっています。
多種多様なウェアラブルデバイスが開発されていますが電源は?
日常生活で身近な存在である”布”に焦点を当て、
摩擦で発電する布を開発します。布そのものの柔らかさを生かした電源あるいはセンサへの活用を目指します。
最終用途例
強み
動き(振動)をエネルギー源とするエネルギーハーベスティング技術には、電磁誘導や圧電現象を用いたものなどがありますが、
摩擦を用いた発電方法は、高い材料自由度が特徴です。
その特徴を活かし、一枚の布が発電デバイスとして機能します。
テクノロジー
従来の布(テキスタイル)型摩擦発電デバイスでは、裁断・縫製が難しいという課題がありましたが、本技術では裁断・縫製が可能ですので、
一般的な布と同様に様々な形状へと加工ができます。また、切り出した布片も発電デバイスとして使用することができます。
裁断・縫製前後において、その出力に顕著な変化は見られません。
共同研究仮説
高出力化の手法として、繊維・糸の側面からのアプローチは欠かせません。
繊維の専門的知見を有するパートナーと高出力化に向けた共同研究を実施したいと考えています。
衣服そのものを動きを検出するセンサとして活用し、ヘルスケア・みまもり・スポーツなどの分野での活用を目指し、
各分野での知見を有するパートナーとの共同研究を実施したいと考えています。
研究者
経歴
2017年3月 博士(工学) 取得
2017年4月ー2019年3月 名古屋大学 VBL 中核的研究機関研究員
2019年4月ー現在 名古屋大学 未来材料・システム研究所 助教
受賞
2019年 若手奨励賞、フラーレン・ナノチューブ・グラフェン学会
2018年 第44回応用物理学会講演奨励賞、応用物理学会