自動運転時代の乗員が快適に過ごすための新しい車内空間の創造
自動車の中,特に車内空間や乗員の過ごし方に目を向けると、乗員は運転から解放され、車の中で本を読んだり、仕事をしたり、自由な時間を快適に過ごすようになります。このため、次世代の自動運転車自動車には,乗員の感情や認知状態を適切にセンシングし、クラウド上のデータに基づいて、適切なエアコンや照明,エンターテイメントなど車室内空間を自動制御する快適性提供サイバーフィジカルシステム(CPS)が搭載されるようになります。
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ビジョン
自動車の中,特に車内空間や乗員の過ごし方に目を向けると、乗員は運転から解放され、車の中で本を読んだり、仕事をしたり、自由な時間を快適に過ごすようになります。このため、次世代の自動運転車自動車には,乗員の感情や認知状態を適切にセンシングし、クラウド上のデータに基づいて、適切なエアコンや照明,エンターテイメントなど車室内空間を自動制御する快適性提供サイバーフィジカルシステム(CPS)が搭載されるようになります。
最終用途例
強み
乗員に直接接触する利点をもつカーシートに,MEMS技術で作られた圧力センサ、心電、体温、その他バイタルセンサを低温で布帛上へ配線し,独自の実装構造で組み込むことができます.また,カーシートのクッションの下で動作する独自の圧力センサを開発しています.
テクノロジー
カーシートに用いられる布は,270度の高温のはんだ付けによる実装に耐えることはできない.そのため,低温で実装可能な銀ペースト,接着剤を用いた新しい実装構造を開発した.この実装構造により,乗員に直接接触する利点をもつカーシートに,MEMS技術で作られた圧力センサ、心電、体温、その他バイタルセンサを組み込むことができます.
ウレタンフォーム下にMEMS圧力センサを埋め込むと,発泡体(ウレタンフォーム)の大変形と非線形な力学挙動により,体圧が分散し、センサへ十分な荷重が伝わらず,出力も非線形となることが課題である。本研究では,ウレタンフォームの応力-歪特性を実験、FEMシミュレーションから解析し、センサに感度向上と線形性を上げる圧力センサ構造を開発した。
共同研究仮説
CPSカーシートを実用化するためには、自動車関連部品メーカーとともに、①製造技術を確立、②提供するサービスのユースケースを作ることが必要です.そのため,カーシートへのセンサ組み込み量産技術の開発とCPSカーシートによる提供するサービスのユースケースを共同で実施したいと考えています.
イベント動画
研究者
2009年5月 東京大学 大学院情報理工学系研究科 知能機械情報学専攻博士後期課程 修了
(2005年8月~2006年7月米国コーネル大学物質工学科
Visiting graduate student)
2009年5月 産業技術総合研究所
2010年4月 BEANS研究所 MACROBEANSセンター 研究員
2012年4月 産業技術総合研究所 集積マイクロシステム研究センター 研究員
(2014年3月~2015年2月 フランス Ecole Nationale Supérieure des Mines de Saint-Etienne, Visiting scientist)
2016年4月 東京大学 大学院新領域創成科学研究科 人間環境学専攻
准教授
2020年4月 より 現職
https://researchmap.jp/stakamatsu79