センシングデータを活用した生産性向上
微生物発酵によるバイオ生産によって、食品原料や香料、医薬品原料などが生産されています。
このようなバイオ生産プロセスはブラックボックス化しており、生産性向上のための課題となっています。
そこで、培地成分をオンライン測定できるセンサプローブを開発し、
培養槽(バイオプラント)内の培地成分濃度をリアルタイムする技術を確立します。
また、様々な培地成分のセンシングデータを統合し、生産性の向上を実現します.
若手研究者産学連携
プラットフォーム
研究の成熟度
TRL1
基本原理・
現象の確認
基礎研究
TRL2
原理・現象の
定式化
基礎研究
TRL3
実験による
概念実証
応用研究
TRL4
実験室での
技術検証
応用研究
TRL5
使用環境に
応じた技術検証
実証
TRL6
実環境での
技術検証
実証
TRL7以上
実環境での
技術検証
※TRL(TRL(Technology Readiness Level):特定技術の成熟度を表す指標で、異なったタイプの技術の成熟度を比較することができる定量尺度
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ビジョン
微生物発酵によるバイオ生産によって、食品原料や香料、医薬品原料などが生産されています。
このようなバイオ生産プロセスはブラックボックス化しており、生産性向上のための課題となっています。
そこで、培地成分をオンライン測定できるセンサプローブを開発し、
培養槽(バイオプラント)内の培地成分濃度をリアルタイムする技術を確立します。
また、様々な培地成分のセンシングデータを統合し、生産性の向上を実現します.
最終用途例
APPLICATION
培養器(例えば、ジャーファーメンター)内の化学物質濃度をリアルタイムに把握することで、
最適な培養条件を探索でき、生産性の向上が期待できます。
強み
本技術によって、マルチモニタリングや高いデータ収集効率が期待でき、情報の量や精度を改善できます。
また、ロバスト性やコストの面でも実生産に適量できます。
テクノロジー
電気が流れる酵素(=導電性酵素)を用いると、対象物質の濃度情報を電気信号に変換することができ、第三世代型バイオセンサとして着目されています。
本センサは、リアルタイム/マルチモニタリング/校正不要という3つの特徴を有しており、豊富な導電性酵素ライブラリーを活用することで、
糖類や乳酸、アルコール、酸素などを同時測定可能です。
共同研究仮説
バイオセンサやバイオプラントメーカー、バイオものづくり企業を想定し、
センサ設計や量産化、様々な微生物における生産性向上の検証を進めます。
研究者
【経歴】
2021年2月ー現在:京都大学大学院農学研究科 助教(現職)
【受賞歴】
2025年:電気化学会 進歩賞(佐野賞)
2024年:日本分析化学会 奨励賞
2024年:若手国際賞 Bioelectrochemical Society (BES) “2024 Young Researcher Prize”
https://researchmap.jp/sowa.keisei
・生物電気化学
・構造生物学
・バイオセンサ
・バイオリアクタ
・バイオ電池