2023年度公募 seeds-4869 - 【関東】 高トルク・広域高効率駆動を実現する可変特性を有したモータの開発
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VISIONビジョン

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VISION

ビジョン

1つのモータでありながら、切り替え動作により2つの特性を有するモータを開発

電気自動車、小型移動モビリティ、建機システムへのモータの適用

電気自動車、小型移動モビリティ、建機などの主機用モータを対象に、1つのモータでありながら、2つのモータ特性を切り替えることで広域高効率駆動を実現するモータシステムを提供する。提案モータは、永久磁石形バーニアモータと永久磁石形同期モータを切り替えることで低速・高負荷から高速・低負荷まで幅広い動作領域での高効率化が可能である。また、ギアを使用せずにモータ単体で高トルクを出力することが可能であるため、従来用いられるギア歯車の機械的な接触が無く、低振動・低騒音、メンテナンスフリーのダイレクトドライブシステムが実現できる。

USE CASE

最終用途例

電気自動車、建機、小型移動モビリティにおける主機用モータ

USE CASE 01広い駆動領域におけるモータの高効率化。ギアレスによる低振動・低騒音、メンテナンスフリーを実現。

APPLICATION

APPLICATION

電気自動車、建機、小型移動モビリティにおける主機用モータ

モータの速度と負荷が変化する用途、高トルクを要する用途への適用が期待される

STRENGTHS

強み

1つのモータでありながら2つの特性を有したモータを実現

STRENGTHS 01

広域高効率かつギアレスのモータシステムを実現

提案モータは、可変磁石の特性を利用し、バーニアモータと永久磁石同期モータを切り替えることで広域での高効率化が可能である。また、ギアを使用せずにモータ単体で高トルクを出力できるため、低振動・低騒音、メンテナンスフリーのダイレクトドライブシステムが実現できる。

TECHNOLOGY

テクノロジー

1つのモータでありながら2つの特性を有したモータを実現

TECHNOLOGY 01

広域高効率かつギアレスのモータシステムを実現

提案モータはロータに配置した可変磁石の特性を利用し、パルス電流通電によりバーニアモータと永久磁石同期モータを切り替えることができ、広域での高効率化が可能である。また、バーニアモータはギアを使用せずにモータ単体で高トルクを出力できるため、低振動・低騒音、メンテナンスフリーのダイレクトドライブシステムが実現できる。

PRESENTATION

共同研究仮説

実際の用途を想定した主機用モータの仕様のもとでモータの設計、製作、実機検証

共同研究仮説01

高トルク・広域高効率を実現する可変特性を有したモータの開発

高トルク・広域高効率を実現する可変特性を有したモータの開発

実際のモビリティを想定した主機用モータの仕様(寸法、出力、トルク、電流、電源電圧等)のもとでモータの設計および製作を行い、実機特性を検証する。

EVENT MOVIE

イベント動画

RESEARCHER

研究者

相曽 浩平 芝浦工業大学 工学部 電気工学科 准教授
経歴

2013年 芝浦工業大学 電気工学科卒業
2015年 芝浦工業大学大学院 電気電子情報工学 修士課程修了
2017年~2019年 特別研究員DC2
2019年 芝浦工業大学大学院 機能制御システム 博士課程修了(工学博士)
2019年~2020年  早稲田大学先進理工学部  近藤研究室 助教
2021年4月~現在 芝浦工業大学 電気工学科 准教授
電気学会論文誌5件、IEEE論文誌4件、国際学会論文25件
外部機関からの研究費受領歴7件

研究者からのメッセージ

モータの技術革新により、モビリティの高性能化を目指しましょう。

モビリティの省エネルギー化、空間の有効利用のためにはモータシステムの小型軽量化、高効率化、高付加価値化が必須であると思います。
・自動車業界
高トルクを出力かつ広域高効率モータにより、CO2削減、省エネ化、車内空間の快適性向上を実現しましょう

・建機業界
大きな負荷変動に対応した高効率モータにより、建機の電動化を実現しましょう

・小型移動モビリティ業界
高トルクを出力かつ広域高効率モータにより、省エネ、低振動・低騒音、小型のモビリティを実現しましょう