若手研究者産学連携
プラットフォーム
研究の成熟度
TRL1
基本原理・
現象の確認
基礎研究
TRL2
原理・現象の
定式化
基礎研究
TRL3
実験による
概念実証
応用研究
TRL4
実験室での
技術検証
応用研究
TRL5
使用環境に
応じた技術検証
実証
TRL6
実環境での
技術検証
実証
TRL7以上
実環境での
技術検証
※TRL(TRL(Technology Readiness Level):特定技術の成熟度を表す指標で、異なったタイプの技術の成熟度を比較することができる定量尺度
このシーズに
問い合わせる
ビジョン
最終用途例
強み
テクノロジー
MEMS振動発電素子において、共振より低い周波数帯では周波数依存性がない出力電圧を得られるが、
出力が小さいためそのままセンサ信号として利用することは難しかった。
本研究では、エレクトレット被膜櫛歯を利用し、これを高密度化することで静電誘導効果を高め、
信号増幅回路を使わずに既存センサと同程度の感度(70 mV/G)と帯域(10-800 Hz)を自己発電により得ることに成功した。
さらに、周囲の人の振動を自己発電により検知できることも実証した。
共同研究仮説
自己発電型加速度センサ、タイマー回路、無線モジュール(GPS)などを搭載した無線振動データロガーをパレットに組み込みたい。
それらが運ばれる際の振動データを収集・解析することで物流における振動モニタリングシステムの有効性を検討したい。
機器の故障を固有振動数の変化で検知することができるか?
配管からの水漏れ、ガス漏れの振動をセンサで検知可能か?
自己発電型加速度センサで実証実験を行い、その後システム開発に取り組みたい。
自己発電型加速度センサによる人の振動検知の可能性を検討し、セキュリティ分野への応用が可能か検討したい。
研究者
〜2016年3月 豊橋技術科学大学大学院工学研究科電気・電子情報工学専攻博士後期課程 修了
2016年4月〜2020年3月 東京大学生産技術研究所 特任研究員
2020年4月〜2023年3月 東京大学生産技術研究所 特任助教
2023年4月〜 神戸大学大学院工学研究科機械工学専攻 准教授
2023年7月〜 東京大学生産技術研究所 リサーチフェロー
https://researchmap.jp/honmahiroaki