2024年度公募 seeds-5225 - 【近畿】 光活性化ガス処理による基板上炭素材料の機能化
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VISIONビジョン

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VISION

ビジョン

炭素材料の新規修飾技術による機能付与を達成、ナノデバイス応用の道を拓く

基板上グラフェンの改質・機能化による機能性材料の創出

グラフェンに代表される炭素材料は成長著しい分野であり、様々な応用に向けた機能化が求められている。一方で、適切な機能化法(改質法)に乏しく多様な機能化に至っていない。これに対し、光活性化ガスを用いた独自の材料改質・機能化技術を用いることで、目的の用途に応じた適切な官能基化(機能化)を達成し、様々な応用用途を実現する。一例として、基板上のグラフェンを改質し、生体分子を直接的に共有結合で固定化することによる安定で再現性に優れた高精度バイオセンサーの開発に取り組む。

USE CASE

最終用途例

生体分子の直接固定化による機能性ナノ炭素材料の開発

USE CASE 01ナノ炭素材料の酸化改質に基づく生体分子の共有結合での固定化

APPLICATION

APPLICATION

グラフェンバイオセンサー

基板上のグラフェンを適切に改質し、生体分子を共有結合で固定化することで安定性と再現性に優れたバイオセンサーを開発します

USE CASE 02ウェアラブルデバイス

APPLICATION

APPLICATION

グラフェンを基盤としたデバイスの機能化

グラフェンを改質し、強固な結合とフレキシブルさを併せ持つデバイス開発を実現します

STRENGTHS

強み

ナノ炭素材料を直接的かつ共有結合で修飾・機能化できる技術

STRENGTHS 01

光で活性化させたガスを用いた独自改質プロセス

光活性化ガスを用いたこれまでにない独自の酸化改質技術であり、改質度合いを制御可能、短時間・短工程のプロセス、多様な機能化へと展開可能といった特長を持っています

TECHNOLOGY

テクノロジー

二酸化塩素への光酸化をカギとする酸化改質技術

TECHNOLOGY 01

ガスを用いた化学反応プロセス

二酸化塩素への光照射をカギとした独自酸化改質技術(特許取得済み)であり、プラスチックの表面改質による機能化や、グラフェンの酸化改質に基づくタンパク質の固定化に既に成功している。プラスチックの機能化では、金属との接着剤フリーでの熱圧着や無電解メッキ、染色や親水化が可能となっている。ガスを用いるため、複雑な構造にも適用可能であり、特殊な装置を必要としない簡便なプロセス。

PRESENTATION

共同研究仮説

グラフェン材料の機能化でお困りの方、新たな用途探索に取り組む方との共同研究

共同研究仮説01

グラフェン以外の炭素材料でも対応可能

グラフェンの改質・機能化

グラフェンの改質・機能化により新たな機能付与を達成します。生体分子の結合によるバイオセンサー開発を目指す企業。グラフェンの新たな用途を探索するグラフェン製造関連企業。グラフェンを用いたナノデバイス応用に取り組む製薬、素材系企業。

RESEARCHER

研究者

淺原時泰 大阪大学大学院薬学研究科・准教授
経歴

2010年 大阪大学大学院工学研究科 応用化学専攻博士後期課程 修了 博士(工学)
(大島巧教授)
2010年 大阪大学大学院工学研究科 応用化学専攻 特任研究員
(南方聖司教授)
2010年 Ludwig-Maximilians-Universität München(ミュンヘン大学) フンボルト研究員
(Prof. Herbert Mayr)
2011年 大阪大学大学院工学研究科 応用化学専攻 特任研究員
(明石満教授)
2013年 高知工科大学大環境理工学群 助教/特任講師
(西脇永敏教授)
2017年 大阪大学大学院工学研究科 応用化学専攻 特任准教授
(大久保敬教授/井上豪教授)
2019年 大阪大学大学院薬学研究科 准教授
(井上豪教授)

研究者からのメッセージ

新しい表面改質技術で、新たな機能開発に取り組んでいます

材料の表面改質という基盤技術であるため、目的に応じた様々な機能開発のお手伝いができると考えています。