2022年度公募 seeds-2359 - 【東北】 波を利用した高速・省電力の革新的情報処理創出
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VISION

ビジョン

波の並列・多重性を用いた新概念情報処理に向けた材料基盤の構築

IoT・AI全盛期となる未来情報通信社会において膨大な情報量を省電力・高速処理

IoT・AI時代に突入し今後情報通信容量の爆発的な増加が懸念され情報通信機器の消費電力増大は社会基盤全体を安全・安心に構築する上で深刻な課題となる。本研究開発は、この根本課題を解決に導く基盤材料・要素技術を提供することができる。消費電力増大の要因は、情報通信で光の波動性により多重化された信号が、情報処理では全て分離され逐次計算されることに起因する。これを解決するために、情報処理にも電子スピン波という「波」を活用し、多重情報を情報通信から情報処理へシームレスに接続し並列演算処理を可能にする。

USE CASE

最終用途例

多重並列情報基盤・情報デバイスに必要な革新的材料基盤

USE CASE 01情報通信機器の省電力化を可能にする革新的マテリアル基盤を生み出す。

APPLICATION

APPLICATION

電子スピン波エッジコンピューティング

電子スピン波の光電変換や位相制御機能により、通信における光波と固体中の電子スピン波が波動性を介しシームレスに接続でき、多重化された光情報をそのまま並列計算できるエッジにおける情報処理を高速省電力化

STRENGTHS

強み

波の多重並列性を活用

STRENGTHS 01

2値論理回路では困難な計算に対する新規アプローチ

参考となる論文:M. Kohd and G. Salis, Semiconductor Science and Technology, 32, 073002 (2017)

TECHNOLOGY

テクノロジー

電子スピン波情報担体創発に向けた材料開拓

TECHNOLOGY 01

2次元原子層材料を用いた電子スピン波情報担体の創出を目指す

2021 第19回APEX/JJAP編集貢献賞
2020 第14回青葉工学振興会賞
2020 第78回金属学会 功績賞
2018 第8回 RIECアワード東北大学研究者賞
2018 第17回 インテリジェント・コスモス奨励賞
2018 平成30年度 文部科学省 若手科学者賞
2018 東北大学大学院工学研究科 工学研究科長特別教育賞
2017 第 14 回金属学会 村上奨励賞
2014 第35回本多記念会 本多記念研究奨励賞
2010 本多記念会第50回原田研究奨励賞
2010 第20回トーキン科学技術振興財団研究奨励賞
2006 平成18年度青葉工学振興会研究奨励賞

PRESENTATION

共同研究仮説

新たな情報処理基盤やエッジコンピューティングのシーズを基に展開

共同研究仮説01

電子スピン波を用いた情報処理基盤

電子スピン波を活用した情報処理のシミュレーション・実証

情報通信業界、半導体デバイス業界、情報記録業界において次世代の光技術や高度な半導体と光との融合を目指す業界

EVENT MOVIE

イベント動画

RESEARCHER

研究者

好田誠 国立大学法人東北大学(教授)
経歴

2001年3月東北大学工学部電子工学科卒業、2005年9月東北大学大学院工学研究科電子工学専攻 博士課程後期3年の課程 修了。博士(工学)。2005年10月東北大学大学院工学研究科 知能デバイス材料学専攻 助教、2010年から東北大学大学院工学研究科 知能デバイス材料学専攻 准教授。2008年10月~2012年3月科学技術振興機構さきがけ研究員。2014年5月~2015年3月IBMチューリッヒ研究所に海外派遣。

研究者からのメッセージ

電子スピン波という情報担体の実力を明らかにしたい

電子スピン波は次世代情報担体としてユニークな存在です。いち早く機能創発を目指して行きたいと思います。