2023年度公募 seeds-4885 - 【中国】 高親和性超分子ファイバーを利用した高異方性機能材料の開発
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VISION

ビジョン

高異方性をもつ導電性材料や磁性材料を開発する

低コスト、短時間で高異方性機能材料を創る

現代社会において、デバイスの軽量化、微細化、高密度化、高集積化がますます必要となり、微細加工のさらなる向上が求められる。例えば有機トランジスタや透明電極に使用される導電性高分子や、不揮発性メモリで使用される磁気材料は、高選択性、高異方性の付与により、それぞれ優れたキャリア移動度と磁気的性質が発現する。配向性をもった導電性高分子や磁性材料を作製するためには、大がかりな装置や煩雑な技術が求められる。この研究では、超分子ファイバーを利用することで、短時間かつ低コストで高異方性をもつ導電性/磁性材料の開発が期待できる。

USE CASE

最終用途例

高異方性をもつ導電性材料と磁性材料の開発

USE CASE 01電子デバイス、磁性材料

APPLICATION

APPLICATION

有機電子デバイス、磁気メモリ

ナノ・マイクロオーダー単位で高異方性をもつ導電性/磁性材料の開発が可能である。

STRENGTHS

強み

低コスト、短時間で高異方性機能材料を創る

STRENGTHS 01

煩雑な製造プロセスを要しない高異方性材料の開発

導電性高分子や磁性材料への高異方性付与はデバイス特性の飛躍的な向上に繋がるが、従来の技術では製造加工プロセスが煩雑である。この技術では究極な高異方性をもつ材料(高アスペクト比をもつ超分子ファイバー)を配向剤やテンプレートとして利用することで、導電性高分子材料や磁性材料への高異方性付与を試みる。

TECHNOLOGY

テクノロジー

非共有結合のみで構築される超分子ファイバーを活用する

TECHNOLOGY 01

短時間・低コストで高異方性機能材料の作製が可能

この技術では、アスペクト比が10000を超える超分子ファイバーを空気中、室温下で、簡単かつ一瞬に一本ずつ取り出すことが可能である。超分子ファイバーは高い親和性をもつため、配向剤やテンプレートとして利用することで、導電性や磁性材料のような機能材料に異方性を付与することが可能である。超分子ファイバーは低分子の自己集合体であるため、低分子の分子設計段階から精確に機能制御することが可能である。

PRESENTATION

共同研究仮説

超分子ファイバーを利用した高異方性導電性高分子材料や磁性材料の開発

共同研究仮説01

ナノ・マイクロスケールで高い異方性をもつ機能性材料の開発

超分子ファイバーを利用して高異方性導電性/磁性材料を開発する

超分子ファイバーをテンプレートや配向剤として活用し、高異方性導電性高分子材料や磁性材料を作製し、測定技術の開発を行う。

RESEARCHER

研究者

王傲寒 島根大学総合理工学部物質化学科・助教
経歴

2017年3月 筑波大学数理物質科学研究科物性・分子工学専攻 博士(工学)
2017年4月 島根大学大学院総合理工学研究科 助教
2018年4月 島根大学学術研究院環境システム科学系 助教
Research Map: https://researchmap.jp/wang-aohan

研究者からのメッセージ

超分子ファイバーの可能性を広げる

面白い物質を創りました。アイディア次第に使い道が無限大になると思います。一緒に探検してくださる企業さんと研究したいです。