既存のセラミックス材料の限界をブレークスルーできる多元素セラミックスを実現し、社会実装を目指します
既存の耐熱材料の限界を打ち破る新たな耐熱材料の設計指針を見出すことを課題に掲げています。遮熱、耐環境性を備えた材料を機械部材にコーティングとして実装することにより、省エネルギー・低CO2エミッションに貢献したいと考えています。また、熱膨張係数の差により生じる損傷などを低減できる材料が実現できれば、信頼性向上にもつながり、輸送用機器の安全・安心を実現できるのではないかと考えています。
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ビジョン
既存の耐熱材料の限界を打ち破る新たな耐熱材料の設計指針を見出すことを課題に掲げています。遮熱、耐環境性を備えた材料を機械部材にコーティングとして実装することにより、省エネルギー・低CO2エミッションに貢献したいと考えています。また、熱膨張係数の差により生じる損傷などを低減できる材料が実現できれば、信頼性向上にもつながり、輸送用機器の安全・安心を実現できるのではないかと考えています。
最終用途例
APPLICATION
多数の元素から構成されるセラミックス材料を実現します。現在は高温で利用される航空機ジェットエンジン用の遮熱・耐環境コーティングとしての応用を目標に開発を行っています。
強み
既存材料で問題となっているのは、材料自身の熱伝導率を低減することが難しいこと、コーティング材料として使うと組み合わせた材料との膨張量が異なるために割れる、ということです。本技術では、両者を解決できる可能性があります。
テクノロジー
JSPS124委員会にて、招待講演(超高温セラミックス複合材料の性能評価と多元素化)
科研費挑戦的萌芽研究において、基礎的な内容を検討してきた実績があります。
特許化のために現在まで、オープンな場での学会発表はしておりません。
共同研究仮説
材料メーカー、重工メーカーなど
研究者
2014 年 3 月東京大学工学系研究科 先端学際工学専攻 修了。同年 4 月より東京大学先端科学技術研究センターにて特任研究員を経て、2015 年 4 月東京理科大学基礎工学部材料工学科 助教に着任。2019 年4月東京理科大学工学部機械工学科,講師に赴任し現在に至る。博士(工学)。セラミックス系複合材料(CMC)、熱遮蔽・耐環境コーティング(T/EBC)、高温でのハイスループット計測の研究に従事。