電気自動車のエネルギー回生や再生可能エネルギーの電力平準化の普及に貢献
カーボンニュートラルの達成には電気自動車のエネルギー回生システムの高効率化や再生可能エネルギーの電力平準化用蓄電デバイスの急速充放電を可能にすることが求められます。そのためには急速充放電と高作動電圧、高容量、高安全蓄電の可能な蓄電デバイスが必要であり、高電圧水系ハイブリッドキャパシタがそれらを満たす電源となるため、その実用化によってカーボンニュートラルの達成に貢献します。
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ビジョン
カーボンニュートラルの達成には電気自動車のエネルギー回生システムの高効率化や再生可能エネルギーの電力平準化用蓄電デバイスの急速充放電を可能にすることが求められます。そのためには急速充放電と高作動電圧、高容量、高安全蓄電の可能な蓄電デバイスが必要であり、高電圧水系ハイブリッドキャパシタがそれらを満たす電源となるため、その実用化によってカーボンニュートラルの達成に貢献します。
最終用途例
APPLICATION
これまで電動車等のエネルギー回生用電源には電気二重層キャパシタ等が用いられてきましたが、当該キャパシタを開発することで、比較的高容量で充放電速度と安全性も向上した電源を実現することができます。
強み
高電圧水系ハイブリッドキャパシタ電源の実用化により、各デバイス電源の急速かつ高電圧・高容量充放電を実現することで、電気自動車のエネルギー回生の効率や再生可能エネルギーの電力平準化の効率を向上させることができます。
テクノロジー
「常温溶融水和物」中では水分子がクラスターは形成せず、全ての水がカチオンと直接相互作用するため、HOMO(最高被占起動)のエネルギーを低下させることができ、水の耐酸化性を向上できます。さらに正極にファラデー反応による充放電が可能な黒鉛電極を採用し、従来のキャパシタよりも高容量化することも期待できます。
共同研究仮説
高電圧水系ハイブリッドキャパシタを商用化・実用化するためには、実験室レベルの小さいセルだけでなく、従来キャパシタのような大型セルで検討する必要があるため、電気二重層キャパシタやリチウムイオンキャパシタ等の商用をしている企業などとの実用化に向けた共同研究を行いたいと考えています。
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研究者
2019年4月 京都大学大学院地球環境学堂 特定助教
2021年4月 京都大学大学院工学研究科 特定助教
2021年8月 大阪大学産業科学研究所 助教
(Webページ:https://www.sanken.osaka-u.ac.jp/labs/eem/members.html)