2024年度公募 seeds-5177 - 【】 AI Analyticsによるeスポーツのプレー評価プラットフォーム
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VISIONビジョン

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VISION

ビジョン

専門知をデジタル化した(e)スポーツの見方、営み方、創り方を実現する

データの共通基盤を構築し、(e)スポーツの分析を民主化する

(e)スポーツの課題として、データ収集に時間が掛かる、資金力がないとデータが得られないという課題と、経験に基づく評価・提案であり、時に公平性・一貫性・透明性が不足する、という課題があります。前者の課題について、まずデータを取得・扱うところから始める必要がありますが、これをオープンソース解析プラットフォームOpenSTARLabの共同構築から始めます。これが出来れば、後者の課題として、AI予測や時空間イベント予測に基づくプレー評価等、分析の民主化が見えてきます。見る、営む、創るのニーズに応じたアプリケーションを提供を目指します。

USE CASE

最終用途例

(e)スポーツ分析基盤で戦略構築と観戦体験を革新する

USE CASE 01競技アナリティクス

APPLICATION

APPLICATION

AI評価で試合振り返りと戦略立案をサポート

AIで選手のパフォーマンスを評価し、試合の振り返りや今後の戦略の立案を支援します。

USE CASE 02教育プログラム

APPLICATION

APPLICATION

AI解析で戦略の学習とチームワーク向上を支援

eスポーツ専門学校や一般教育機関:プレーデータを用いて戦略やチームワークを学べる環境を提供します。

USE CASE 03観戦体験の革新

APPLICATION

APPLICATION

ファン向けにAI解析で試合の戦略やハイライトを可視化

メディアやファン向けに楽しませるプレー解析を提供し、エンゲージメントの向上を支援します。

STRENGTHS

強み

画像処理✕スポーツ科学✕機械学習を駆使した選手のモデル化による評価

STRENGTHS 01

画像処理によるデータ自動取得

選手位置、姿勢、イベントデータ自動取得のためのアルゴリズムおよびデータセットを多数公開しています。画像処理だけでなく、その後の解析まで想定している研究室は世界でも希少です。

STRENGTHS 02

機械学習による予測に基づくプレー評価

プレー結果、イベント、移動軌跡などを予測し、結果論でなく過程の「良い」動きを評価します。例えば、ボールを受けずに犠牲となる動きをした選手も、従来では全く評価できませんでしたが、私達が世界で初めて評価しました。

STRENGTHS 03

強化学習に基づく全選手/局面のプレー提案

選手の意思決定と行動をモデル化して全時間の全行動価値を算出し最適なプレーを提案します。データから任意の場面でどう動けば良いかを提案することができます。

TECHNOLOGY

テクノロジー

映像からデータの前処理、予測、評価を一貫して実現できるパイプライン

TECHNOLOGY 01

映像からデータの取得、前処理を行う

フィールド検出、選手・ボール位置推定、イベント取得を正確に行います。その後のデータ前処理・解析を行うオープンソース解析基盤OpenSTARLabを構築します。例えばシュートの選手を特定し、シュート姿勢を自動分析する技術を公開しました。世界初のサッカー試合中の単眼3次元姿勢分析を行いましたが、今後はこのような技術が増加することが予想されます。

TECHNOLOGY 02

予測モデルに基づきプレーやスペース、選手を評価

予測モデルにより空間や行動の価値を計算し、現在の場面から複数の選択肢と評価値を提示します。例えば、イベント予測に基づく「点が入りそうな動き」の評価、数理モデルを用いた(上図)スペース評価、軌道予測に基づく犠牲となる動きの評価など、オープンソース解析基盤OpenSTARLabにより、様々な競技・フォーマットに対応予定です。

PRESENTATION

共同研究仮説

オープンソース解析基盤OpenSTARLabの共同構築

共同研究仮説01

(e)スポーツのプレー評価プラットフォーム

データの理解と前処理に圧倒的に時間が掛かるため一緒に解決

共同研究の課題としては、データ取得と共通データフォーマットに変換するところに圧倒的に時間が掛かるため、OpenSTARLabの構築を通して、相互理解とプレーデータ活用のための有効な議論のための基盤を作っていきたいです。データは非公開、コードは無料なら公開、有償なら非公開を想定しています。

RESEARCHER

研究者

藤井 慶輔 名古屋大学大学院情報学研究科准教授
経歴

2014年京都大学大学院人間・環境学研究科の博士後期課程にて博士号を取得後、理化学研究所革新知能統合研究センターの研究員などを経て、2021年から名古屋大学大学院情報学研究科准教授。2020年からJSTさきがけ研究員(信頼されるAI領域)。2023年名古屋大学赤崎賞を受賞。機械学習とスポーツアナリティクスの融合などに関する研究を行なっており、最近では様々な団体と連携した技術の社会実装についても取り組んでいる。
ホームページ:https://sites.google.com/view/keisuke198619jp/

研究者からのメッセージ

eスポーツ/スポーツ業界のプレーデータ活用に興味のある方、一緒に専門知のデジタル化を実現しましょう!

eスポーツ/スポーツ業界の、プレーデータ活用(教育、パフォーマンス、ファンエンゲージメント、ゲーム制作等)に興味のある方、オープンソース解析基盤OpenSTARLabの趣旨にご賛同いただける方、ぜひ一緒に専門知をデジタル化したeスポーツ/スポーツの見方、営み方、創り方を実現しましょう!少数の場合は、大学対企業の1対1形式が可能ですが、将来的には規模を大きくして、複数研究者とのコンソーシアム形式等で行いたいです。その他、実現に向けて不明な点や課題があればご相談ください。