若手研究者産学連携
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ビジョン
最終用途例
APPLICATION
優れた熱伝導性を示すマキシンをギャップフィラーの材料に混ぜ込むことで、従来の素材よりもにヒートシンクなど放熱部分に熱を伝えることがかのうになり、効率的な放熱を促すことで熱による暴走や性能低下を防ぐ。
APPLICATION
マキシンはその高い導電性と高い分散性から、少量添加でも導電パスを形成することができ、少量添加で抵抗を下げることができるため電池性能向上に効果的である。
APPLICATION
ナノ材料の特性であるけ軽量・高い光透過性・構造柔軟性を活かして、曲面に貼ることができる デジタルサイネージなどの用途に期待。人に貼ってヘルスモニタリング用途にも使用可能。
強み
導電性フィラー・放熱フィラー向けの素材として、競合材料である カーボンナノチューブの分散性は0.1~1mg/mL、 その他グラフェンやハードカーボンは<0.1mg/mL。マキシンは~10 mg/mLという高濃度での分散化が可能。
表面官能基を足がかりとした機能付与が可能であり、用途に合わせたカスタマイズもできる。
テクノロジー
フィラー用途に向けては分散技術が鍵となる。我々の技術はホモジナイザーやジェットミルなど特殊な分散装置は不要であり、独自の手法によって水系・有機溶剤系を問わず分散させる技術を開発している。高濃度でも高い分散状態状態を保持することが可能であり、ダマになりにくい特性を示していることを確認している。(特許出願中1件、出願準備中1件)
研究者はこれまでにナノカーボン材料に関する研究を継続的に進めてきたことから、独自の評価技術も併せ持つ。マキシン分散液を導電性フィルムへと加工することのできる作製・評価技術を保有しており、実際にカーボンナノチューブで作製したフィルムに匹敵する導電性を示すことプロトタイプの作製に成功している。今後の研究の進展によってさらなる性能向上も見込まれる。
共同研究仮説
工業的製造技術(安全・低環境負荷な製法)の開発、品質保証に関わるスペック調査などを、素材・化学メーカーとの共同研究によって目指したい。
用途やスペックにあわせたマキシンのカスタマイズ、コンポジット材料のデモンストレーション、実用途に向けての性能評価などを、車載部品メーカー・バッテリー部材メーカー・太陽電池関連メーカーなどとタッグを組んで開発したい。
研究者
研究テーマ;化学的アプローチに基づくナノカーボン材料の応用
受賞歴:赤﨑賞(2021)、応用物理学会論文奨励賞(2020)、日本化学会若い世代の特別講演(2019)など
化学メーカーなど複数企業との共同研究の経験あり