災害や故障時も安全を維持できる太陽光発電の実現
太陽光発電の普及に伴い故障や事故被害に見舞われる事例も増加しています。太陽光発電は光が照射されている限り発電を継続するため、故障や災害被災時は感電事故のリスクがあります。海外では火災時における消防士の感電事故を防ぐため、電路を感電の危険性のない水準に低下させる感電事故防止装置(ラピッドシャットダウン)の設置が北米を中心に普及しています。しかし、現在普及するラピッドシャットダウンの一部では誤動作から焼損に至る事例も発生しています。近年は火災に限らず水害や風害など大規模自然災害の被害に太陽光発電が見舞われる機会も増えており、低廉かつ確実に安全を確保できる感電事故防止装置が必要であると考えました。