2022年度公募 seeds-3201 - 【関東】 配線自己修復機能を有する電子デバイスの開発
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VISION

ビジョン

故障や交換が不要な電子デバイスを実現する!

「配線自己修復機能を有する電子デバイス」という、新たなモノと新たな市場を生み出す

本研究開発の社会・産業への効果としては、既存のケーブルや電子デバイスの健全寿命を延伸することや、伸縮電子デバイスなどこれまでなかった新奇な電子デバイスの創製、IoTやトリリオンセンサなど多量のセンサ利用がなされる際の交換コストの低減、配線自己修復機能を有する電子デバイスによるインフラ構造体の劣化モニタリングシステムなどが考えられます。「配線自己修復機能を有する電子デバイス」という、これまでなかった新たな「モノ」を実現することで新たな市場を生み出すことを目指しています。

USE CASE

最終用途例

「配線自己修復機能を有する電子デバイス」の応用先

USE CASE 01既存のケーブルや電子デバイスへの配線自己修復機能の付与

APPLICATION

APPLICATION

既存のケーブルや電子デバイスの健全寿命の延伸

既存のケーブルや電子デバイスは、変形による断線や化学的腐食や熱収縮によるはんだ接合部での断線によって使えなくなることが一般的です。配線自己修復機能の付与により、修理が不要となります。

USE CASE 02新奇な電子デバイスの創製

APPLICATION

APPLICATION

伸縮可能な電子デバイスの実現

配線自己修復機能の付与により、伸縮可能な電子デバイスなど これまで実現されていなかったような新奇な電子デバイスが実現可能となります。

STRENGTHS

強み

「配線自己修復機能を有する金属配線」という独自のコア技術

STRENGTHS 01

日本・米国・中国で特許を取得済み

コア技術である、金属ナノ粒子の電界トラップ現象を利用した「配線自己修復機能を有する金属配線」は独自性が高く、日本・米国・中国で特許を取得済み(早稲田大学の単独出願特許)であるため、事業化する際などにおいて特許で優位性を担保することが可能である。

TECHNOLOGY

テクノロジー

「配線自己修復機能を有する金属配線」技術

TECHNOLOGY 01

金属ナノ粒子の電界トラップ現象を利用

「配線自己修復機能を有する金属配線」を実現するには、金属の配線部を金属ナノ粒子を含む液体またはゲルで覆うだけで良い。金属配線部に断線が生じた場合、配線に印加されている電圧により断線部にのみ非一様な電界が生じる。金属ナノ粒子が電界の強い領域に集まる電界トラップ現象により、配線が断線した場合に、金ナノ粒子が断線部のみ架橋し選択的に配線を修復する。断線によって生じる電界を用いているため、センサなどを用いずとも断線の自己診断機能を有している。また、断線が修復すると電界は消失するため、過度の修復は行わないという選択的修復機能も有する。

PRESENTATION

共同研究仮説

「配線自己修復機能を有する電子デバイス」という、新たなモノと新たな市場を生み出す

共同研究仮説01

本技術の活用に興味のある企業の方

本技術の活用に興味のある企業の方

「配線自己修復機能を有する電子デバイス」という、新たなモノと新たな市場を生み出すことを目指しています。そのため製品としての具体的な要求事項(安全性、コスト、規制、採算性など)を踏まえて研究開発することが必要不可欠と考えております。研究開発段階から連携してくださる企業の方がいらっしゃれば幸いです。

EVENT MOVIE

イベント動画

RESEARCHER

研究者

岩瀬英治 早稲田大学(教授)
経歴

下記webサイトを参照いただければ幸いです.
https://www.iwaselab.amech.waseda.ac.jp/people/professor/

研究者からのメッセージ

興味本位で構いませんので、是非お声がけください

本技術の活用に興味のある企業の方がいらっしゃいましたら気軽にお声がけいただければ幸いです。