大型施設に加えて小~中型施設(例:ホテル・デパート)や工業/農業用水など再生水の活用拡大に寄与すると期待される。
再生水は水資源としてのポテンシャルは高いが、下水処理水の再利用率は約1.3%(新下水道ビジョン)程度しかなく、いまだ利用量は少ない。人口10万人以上で、渇水確率1/10(水道減断水)以上の都市における下水処理場は全国で約400箇所あり、そのうち下水処理水を緊急的に利用するための施設を設置している下水処理場は約100箇所あり、約25%を占めている(新下水道ビジョン)。未だ約75%が下水処理水を緊急的に利用するための施設を設置していないことから、本技術が普及する可能性は高い。