常圧付近で高効率なアンモニア合成技術として展開
本技術の特徴は,既存技術で必要とされる数百気圧の高圧を必要とせず常圧付近での制御が可能であり,且つ触媒プロセスでは不可能な高収率なアンモニア合成が可能である点である。従って,高圧容器を必要とし大規模集中型の技術として確立されている既存の合成法ではメリットが得にくい,小型分散型のアンモニア合成法としての展開が期待される。
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本技術の特徴は,既存技術で必要とされる数百気圧の高圧を必要とせず常圧付近での制御が可能であり,且つ触媒プロセスでは不可能な高収率なアンモニア合成が可能である点である。従って,高圧容器を必要とし大規模集中型の技術として確立されている既存の合成法ではメリットが得にくい,小型分散型のアンモニア合成法としての展開が期待される。
最終用途例
APPLICATION
本技術は、偏在する再生可能エネルギーを貯蔵、輸送するためのキャリアであるアンモニアに低コスト且つ高効率に変換する技術として期待される。
強み
水素と窒素から直接アンモニアを合成する既存技術では反応速度的に優位な高温で理論収率が低くなるため高圧条件が必要となる。一方、本技術は、2段階の発熱反応を組み合わせたケミカルルーピングプロセスを用いることで常圧付近での反応制御が可能であり、高温条件でも高い収率を得ることが可能である。
テクノロジー
共同研究仮説
イベント動画
研究者
■経歴
2008年3月:広島大学大学院 先端物質科学研究科 博士課程後期 修了 博士(学術)取得
2007年4月-2009年2月:日本学術振興会 特別研究員
2009年3月-2011年3月:広島大学 先進機能物質研究センター 特任助教
2011年4月-2016年3月:広島大学 サステナブル・ディベロップメント 実践研究センター テニュアトラック講師
2016年4月-2017年3月:広島大学 先進機能物質研究センター 准教授
2017年4月-現在:広島大学 自然科学研究支援開発センター 准教授
■受賞
日本エネルギー学会 奨励賞,GRE Best Presentation award等
■論文
SCI論文:https://researchmap.jp/hirokimiyaoka