NEDO 官民による若手研究者発掘支援事業 「若サポ」
若手研究者産学連携プラットフォーム
研究の成熟度
TRL1
基本原理・
現象の確認
基礎研究
TRL2
原理・現象の
定式化
基礎研究
TRL3
実験による
概念実証
応用研究
TRL4
実験室での
技術検証
応用研究
TRL5
使用環境に
応じた技術検証
実証
TRL6
実環境での
技術検証
実証
TRL7以上
実環境での
技術検証
※TRL(TRL(Technology Readiness Level):特定技術の成熟度を表す指標で、異なったタイプの技術の成熟度を比較することができる定量尺度
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ビジョン
最終用途例
強み
従来の手順書や動画マニュアルは時系列に沿った作業の記録であり、熟練者の判断の理由までは伝わりません。作業手順の知識と目的指向の知識を切り分けて階層的に構造化することで、「なぜそうするのか」を含めて知識を見える化します。これにより、若手は表面的な模倣ではなく、知識を自分のものとして内面化できます。
知識の構造化を専門家に依存すると、その場限りの成果になりかねないため、現場の従業員自身が知識を構造化し、更新し続けられるワークショップの枠組みを整備します。介護・製造業・コンサルティング・いけばなといった多様な領域で実践を重ね、重工業の点検業務では大規模な知識を扱う場面でも有効性を確認しています。
テクノロジー
(目的指向による知識構造化手法)
熟練者の知識を「作業手順の知識」と「目的の知識」に切り分け、CHARM記法を用いて階層的に構造化します。個々の作業がどの目的に紐づくのかを明示することで、暗黙的だった判断基準を第三者が理解・活用できる形にします。
(現場が知識を作るためのワークショップデザイン)
構造化を現場に定着させるための手順・問いかけ方・進行方法を体系化しています。熟練者から知識を引き出し、若手が対話を通じて内面化する場を設計することで、知識の構造化と伝承を同時に進めます。
構造化した知識を生成AIに読み取らせ、対話を通じて不足している知識を引き出し拡充します。また、視線追跡(Tobii)やモーションキャプチャ(Xsens)により、言語化しにくい身体的な熟練の動きも知識化の対象とします。生成AIによるテキスト知識の拡充と、マルチモーダルな身体知のデータ化(暗黙知の形式知化)を組み合わせた、極めて高度な次世代のナレッジマネジメントおよび技能伝承のフレームワークを構築します。
共同研究仮説
作業手順内の行為の目的を表出し構造化する方法を提案した。まず既存のマニュアルなどから作業手順を構造化し、作業手順知識を構築する。この作業手順の中の各行為の目的を介護士が話し合い、構造化し目的指向知識を構築する。その後、複数の作業を目的ベースで振り返り、共通理解を深める。
研究者
東京都出身.
同志社大学大学院博士後期課程修了、博士(工学)
知識伝承を支援するための知識の構造化手法とその支援システムに関する研究に従事
2024/04 - 現在 北陸先端科学技術大学院大学 知識科学系 講師
2022/04 - 2024/03 北陸先端科学技術大学院大学 知識科学系 特任助教
2020/04 - 2022/03 国立研究開発法人産業技術総合研究所 人間拡張研究センター 産総研特別研究員
2019/04 - 2020/03 国立研究開発法人 産業技術総合研究所 人工知能研究センター 産総研特別研究員
https://researchmap.jp/koki_ijuin
知能情報学
ヒューマンインタフェース
インタラクション
認知科学
介護・製造業・コンサルティング・いけばなといった多様な領域で実践を重ね、重工業の点検業務では大規模な知識を扱う共同研究も行っている。
本シーズに関連する論文
作業手順内の行為の目的を表出し構造化する方法の提案 ー介護現場での目的指向知識構造化ー,伊集院幸輝他,情報処理学会論文誌, 63(1):pp.104-115, 2022
“Human-Centric Digital Twin Focused on “Gen-Ba” Knowledge: Conceptual Model and Examples by Smart Voice Messaging System.”, Naoshi Uchihira, Takuichi Nishimura, Koki Ijuin, PICMET, 2023
“Difference in eye gaze for floor apportionment in native-and second-language conversations,”, Koki Ijuin, et al., Journal of Nonverbal Behavior 42(1): pp. 113-128, 2018
本シーズ以外の論文
Fault tree analysis-adapted knowledge structuring: a case study of sustainable international security cooperation
Yudai Wada, Koki Ijuin, Chiaki Oshiyama, Takuichi Nishimura
Frontiers in Artificial Intelligence, 9, -, 2026
Investigation of Knowledge Transfer in International R&D and Procurement for Japan’s National Security Cooperation
Yudai Wada, Chiaki Oshiyama, Koki Ijuin, Takuichi Nishimura
ACSS Official Conference Proceedings, 503-509, 2025
知識連携動画アノテーションシステムの提案:身体動作に関する言語的教示の収集にむけて
加藤晶太, 石井遼太郎, 伊集院幸輝, 押山千秋, 西村拓一
情報処理学会論文誌ジャーナル(Web), 66, 3, -, 2025
身体動作と呼吸分析による表現力豊かなピアノ演奏の研究
鏡味ほのか, 飯野なみ, 飯野なみ, 伊集院幸輝, 押山千秋, 中村嘉志, 西村拓一
情報処理学会研究報告(Web), 2025, MUS-143, -, 2025
不完全情報ゲームにおける初心者プレイヤーの悪手を発見する手法の調査~ポケモン対戦ゲームの分析をもとに~
金岡俊弥, 矢野一紀, 伊集院幸輝, 押山千秋, 西村拓一
ファジィシステムシンポジウム講演論文集(CD-ROM), 40th, -, 2024