環境エネルギー変換デバイスの創製とそのアプリケーション開発
有機材料と無機材料を複合させたハイブリッド材料からなる安価で無毒な材料を用いて発電層形成用インクを作製し、印刷等の塗布により成膜。電極も発電層と同様に塗布可能な材料で成膜することにより、様々な基材に発電体を形成できる。超軽量、制約の無い形状の選択制、伸縮性を伴うフレキシビリティーを備えた発電体の作製が可能。高温、高圧、高真空プロセスを必要としないことから、安価な製造設備での製造が実現する。
若手研究者産学連携
プラットフォーム
このシーズに
問い合わせる
ビジョン
有機材料と無機材料を複合させたハイブリッド材料からなる安価で無毒な材料を用いて発電層形成用インクを作製し、印刷等の塗布により成膜。電極も発電層と同様に塗布可能な材料で成膜することにより、様々な基材に発電体を形成できる。超軽量、制約の無い形状の選択制、伸縮性を伴うフレキシビリティーを備えた発電体の作製が可能。高温、高圧、高真空プロセスを必要としないことから、安価な製造設備での製造が実現する。
本研究開発では提案者が長年手掛けてきたミクロ・ナノ相分離構造制御技術の飛躍的な拡充により、超軽量、制約の無い形状の選択制、伸縮性を伴うフレキシビリティーを備えた変換効率25%以上の超高効率薄膜太陽電池の創製を行う。
有機無機複合化による低コスト材料を用いた多成分系相分離構造制御による画期的な電荷マネージメント機構の発現と、塗布・印刷プロセスの利用による製造コスト従来比90%減による太陽電池の世界規模での普及を叶える。
最終用途例
APPLICATION
分散型社会の構築に向けた多くのインフラモニタリングセンサー配備やバイオ監視社会構築に向けた網羅的なセンサーの配備等のための電力源などをはじめとしたあらゆるフィールドへの利用が期待できる。
強み
突如のライフラインの遮断にも瞬応!ウェアラブル機器と一体化した給電体、常時着用を伴う超軽量電源への展開が可能
テクノロジー
提案者の長期にわたる実績と偶然に見た現象から得たヒントが、従来の「独立プロセスによる機能層の形成」という概念を払拭し、機能材料による個々の分子立体障害性及び自己組織化能力の活用と相互誘発による新概念のキャリアマネージメント機構を発現させ、様々な電子素子に波及可能な「超キャリアマネージメント機構の創製」という破壊的イノベーションを起爆させる。
共同研究仮説
発電層、電極、機能層を含む発電体を構成する機能性材料の開発やアプリケーション開発を行うための製造プロセス検討等
研究者
2002年 3月 小山工業高等専門学校電子システム工学専攻科 修了
2004年 3月 九州工業大学大学院生命体工学研究科博士前期課程 修了
(独立行政法人日本学術振興会 特別研究員DC2兼任)
2007年 3月 九州工業大学大学院生命体工学研究科博士後期課程 修了
2007年 4月 住友化学株式会社入社 筑波開発研究所勤務
2012年 9月 小山工業高等専門学校 機械工学科・複合工学専攻 助教
2013年10月 小山工業高等専門学校 機械工学科・複合工学専攻 講師
2016年 4月 小山工業高等専門学校 機械工学科・複合工学専攻 准教授
2019年10月~ 特定非営利活動法人エナジーエデュケーション 理事長
2021年 4月~ 小山工業高等専門学校 機械工学科・複合工学専攻 教授
2021年 4月~ 国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)
創発的研究支援事業 創発研究者第一期生