若手研究者産学連携
プラットフォーム
このシーズに
問い合わせる
ビジョン
最終用途例
MARKET
工事現場、工場内部、医療現場等の高温で苛烈な環境における熱中症予防・労働負担軽減等に貢献します。
APPLICATION
近年のバーチャル・リアリティ技術の進化は著しいですが、全面冷却シートを活用することで、新たに「冷たさ・温かさ」を感じる体験が可能になり、サービスの体験価値の向上に貢献することができます。
MARKET
映画館、アトラクション、テーマパーク等における、VR(バーチャル・リアリティ)技術との組み合わせで、ユーザーに「冷たさ・温かさ」を感じる新たな体験を提供できます。
強み
粘性熱電材料は、極薄・フレキシブルでも温度差を維持可能であるため、従来のペルチェ素子と同量の熱電材料で50~100倍の面積に密着して冷却可能です。これにより、局部冷却ではなく全面冷却ソリューションを実現します。
また、この粘性熱電材料は、Roll to Rollでの大量生産を想定しており、量産性にも優れています。
テクノロジー
共同研究仮説
研究者は、材料・デバイス・プロセスに関する一気通貫の検討により全面冷却シートのデモ機の作成を進めています。共同研究では、全面冷却シートの実用化に向けて、粘性熱電材料の低コスト化・無害化に関する検討、劣化要因の解明・対策、パイロット生産に向けた事前調査などを進めることを想定しています。
研究設備
粘性熱電材料の調整時に表面酸化を抑制するために必要となる無機熱電材料の粉体の嫌気下での操作を可能とするグローブボックス、シートを自在の形状に加工するためのレーザー加工機、デバイスへの粉塵の混入を抑制するためのクリーンブースを完備しており、従来にはない新たな社会的価値の創出を狙えます。
イベント動画
研究者
2009年 4月 物質・材料研究機構 研究員
2014年 4月 物質・材料研究機構 主任研究員
この間、
2011年〜2013年 Harvard大学 在外派遣研究員
2018年〜2019年 文部科学省 科学技術・学術行政調査員
2021年 4月 物質・材料研究機構 主幹研究員
特許
粘性熱電材料、それを用いた熱電変換モジュール、その製造方法、およびペルチェ素子 (特許登録:2021年2月)
論文
Organic π-type thermoelectric module supported by photolithographic mold: a working hypothesis of sticky thermoelectric materials (2018年7月) doi;10.1080/14686996.2018.1487239
Sticky thermoelectric materials for flexible thermoelectric modules to capture low-temperature waste heat (2020年2月) doi;10.1557/adv.2020.84