若手研究者産学連携
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ビジョン
最終用途例
APPLICATION
ケイ酸塩型の産業副産物を土壌改良でアルカリ環境となった土壌では、プロトンの作用で、CO2が溶解・除去されております。反応を利用し、温室効果ガス削減に向けた取り組みに関する研究開発を行っております。
APPLICATION
環境の負の影響は、時間とともにその痕跡が薄れていきます。複数の元素の関係性は、長期的に保管されております。本研究では、データ駆動解析を用いて元素間の本質的な関係性を可視化し評価を行っております。
強み
上向流カラム試験は、規格化され研究開発で利用されています。重金属類を含んだ汚染土壌からの溶出特性を把握する方法が一般的ですが、本研究では、循環型資源(廃コンクリート、廃レンガ)の重金属類の溶出特性や吸着材(ラテライト、鉄鋼スラグ)の動的環境での吸着特性の評価に適したカラム試験が実施可能となります。
土壌・地下水の汚染問題が発生すると多くのモニタリングデータが集積されています。しかし、その多くが未利用のビックデータです。これまでの研究から土壌・地下水のデータ集積・解析を行い、現状の汚染状況の把握から将来予測につながる本質的な現象の解明が可能となります。
テクノロジー
地盤環境中のVOCsの浄化にバイオレメディエーションが用いられ、多くの実績が報告されています。しかし、現場である地盤中で形成される孔隙構造・流路は、浄化処理において不明確であり、浄化の効果の良しあしを決める要素となります。本研究では、従来バッチ式で行われる浄化に関わる浄化菌の生育環境を動的環境を再現して行い、地盤環境の最適条件を検討することが可能となります。
共同研究仮説
地盤環境は、一様でなく、地質的な違いやこれまでの利用状況に応じて多種多様です。そのひとつひとつの地盤環境の問題にカラム試験などの動的条件の試験は、環境を再現する方法として最適な手法です。重金属類、VOCsの移動現象・吸脱着に環境問題解決に向けてお手伝いいたします。
データ駆動解析は、本質的なデータを可視化することです。例えば、繰り返される津波は、時間経過とともに過去の記録が見えにくくなりますが、分析と解析により可視化可能となりました。未利用のビックデータから潜在的な情報を可視化することで、現状の把握、将来予測につながるプロセスが抽出できるかもしれません。
研究者
[経歴]
2013年 京都大学大学院 工学研究科都市環境工学専攻 後期博士課程 修了(学術特別研究員)
2013年~2014年 (独)産業技術総合研究所 地圏資源環境部門 地圏環境リスク研究グループ 特別研究員
2014年~2015年 東北大学環境科学研究科 教育研究支援者
2015年~2022年 東北大学環境科学研究科 助教
2022年~ 埼玉大学大学院理工学研究科 助教
[実績]
1.科研費(代表のみ記載:計5件)
2.環境研究総合推進費(計3件)
3.寄付金(計7件)
4.受託研究または共同研究:JICA(モンゴル:2016-2020、ボツワナ:2017-2022)、SATREPS(エルサルバドル:2016-2022、ベトナム:2017-2023)、他民間企業
[Website]
大学HP:https://s-read.saitama-u.ac.jp/researchers/pages/researcher/wIaePPBF
Researchmap:https://researchmap.jp/7000014672