若手研究者産学連携
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ビジョン
最終用途例
APPLICATION
指定難病や生活習慣病の患者、衛生環境の悪い環境や医療従事者のいない環境での投与、家畜やペットの治療、美容などへの応用を想定
強み
異なる周波数の超音波を重畳することで、これまでの経皮超音波投与と比較して飛躍的に投与効率の向上した投与方法を確立した。
テクノロジー
異なる周波数のち超音波を照射することで、超音波の複数の現象を用いた投与方法を実現した。具体的には、kHz帯の超音波により発生するキャビテーションで角質層に注射による投与の1/100の小さな穴を開け、MHz帯の超音波により発生する音響流などの効果によりこれまでムラの激しかった超音波投与と異なる安定した生体高分子投与メカニズムを確立することに成功した。
共同研究仮説
これまで異なる振動子を用いていた投与デバイスを一つの振動子から投与可能とし、駆動に必要な周波数や出力の制御をコンパクトにパッケージング化する。
薬剤の特性には分子量や表面電位など皮膚との親和性が異なる。それぞれ所望の薬剤がどれくらい皮膚に浸透するか、また効果があるかを検討するための実験検討を実施する。
研究者
経歴:2017年慶應義塾大学 大学院 開放環境科学専攻 博士後期課程修了、博士(工学)。2017年4月慶應義塾大学 理工学部 機械工学科 助教、2018年7月東京工業大学 物質理工学院材料系 ライフサイエンスコース 助教、2022年4月より東京農工大学工学部機械システム工学科 准教授。
専門分野:超音波・マイクロ/ナノ加工・ソフトマテリアル・バイオエンジニアリング
HP:https://tuat-kurashina.jp/