食糧システム改善は温室効果ガス排出削減に貢献し得る
食品ロスは食料生産に消費したエネルギーを無駄にするだけでなく、焼却する際に温室効果ガスの排出を招いています。本研究では食品ロス削減にむけ、食品の腐敗の原因となる微生物のライブラリーおよびデータベースを構築を通じ、腐敗原因菌のコントロールによる衛生管理の向上、抗菌性物質および包装資材の開発に貢献します。食品ロスの削減は食糧生産に要するエネルギーの合理化と温室効果ガス排出量削減に貢献が可能と考えられます。
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ビジョン
食品ロスは食料生産に消費したエネルギーを無駄にするだけでなく、焼却する際に温室効果ガスの排出を招いています。本研究では食品ロス削減にむけ、食品の腐敗の原因となる微生物のライブラリーおよびデータベースを構築を通じ、腐敗原因菌のコントロールによる衛生管理の向上、抗菌性物質および包装資材の開発に貢献します。食品ロスの削減は食糧生産に要するエネルギーの合理化と温室効果ガス排出量削減に貢献が可能と考えられます。
最終用途例
APPLICATION
適切な腐敗菌株利用を推進し、迅速かつ安価な評価システムを開発する
APPLICATION
保管する多種多様な分離株の研究開発を目的として活用し、食料添加物および包装フィルムなどの応用研究・開発に向けた評価技術基盤を提供する。
強み
微生物同定に必要な遺伝子配列情報およびMALDI-TOF MS スペクトルデータを含むデータベースと培養可能な微生物ライブラリーを食品腐敗原因菌にフォーカスして構築します。
テクノロジー
菌種の同定には遺伝子配列解析が有効ですが、結果を得るためにはDNA抽出、PCR、シークエンス反応、結果の分析と多くの過程が必用であり確定までに時間を要していました。本研究では遺伝子配列解析結果による正確性の高いデータと迅速かつ安価に同定可能なMALDI-TOF MS解析データを含む網羅的データベースにより従来法よりもすばやく微生物同定が実施できます。
共同研究仮説
加工食品に関連する抗菌性物質や包材の開発に取り組まれる業界で腐敗菌ライブラリーを活用にご興味のある企業様、あるいは食品製造・加工関連の衛生管理を実施する食品検査分析企業様で本データベースをご活用いただける企業様との共同研究に取り組みたいと考えています。
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研究者
2002年3月 山口大学農学部獣医学科卒業(獣医師免許取得)
2006年3月 横浜市立大学大学院・医学研究課 博士課程 修了(医学博士)
2017年8月 徳島大学 大学院社会産業理工学研究部 特任助教
2020年5月 徳島大学 大学院社会産業理工学研究部 講師
2021年4月 徳島大学 バイオイノベーション研究所 講師