2022年度公募 seeds-3034 - 【四国】 果樹栽培技術革新のための1樹葉果比推定技術の開発
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VISION

ビジョン

農家のための安定生産を実現

テクノロジーで農家を楽に

ICT技術による農業の自動化、機械化、省力化が望まれています。本技術は果樹栽培において、これまで学問的には栽培管理のための重要な指標とされながらも農業現場で利用されることのなかった葉果比を万人に使える指標として提供します。特に果樹は1年ごとに定植する野菜等とは異なり、20年以上の長きにわたり利用し続けることから、数値に基づく栽培管理の有用性は大いに期待できます。

USE CASE

最終用途例

画像によって1樹毎に葉数と果実数を推定し、個体差を考慮した園地管理を容易にするクラウドサービス

USE CASE 01園地管理を楽に

APPLICATION

APPLICATION

クラウドサービスの提供

葉果比を指標に連年安定生産を目指したくとも現場では経験と勘を頼りにせざるをえない。画像から葉果比を判定することができるようになれば、安定生産のための葉果比管理が可能になる。

STRENGTHS

強み

摘果個数が直ちにわかる!

STRENGTHS 01

直感でわかる数値で管理

研究の現場で使われるLAI(葉面積指数)ではなく、葉果比を算出するため、樹体事に何個の果実を摘果すれば良いか、直ちに作業者に提示することができる

TECHNOLOGY

テクノロジー

画像から葉果比を推定

TECHNOLOGY 01

深層学習を用いて葉果比を推定

・SICE YAA(Young Author’s Award) Finalist
Yjiu Yang, et.al., “Immature Yuzu Citrus Detection Based on DSSD Network with Image Tiling approach,” Proc. of SICE Annual Conference, pp.1128–1133, 2021.
・ポスターセッション優秀賞
末廣いのり他, “3DLiDARによる点群データからの葉数推定に関する基礎的検討,” 第38回センシングフォーラム, 1P1-26, p.27, 2021.

PRESENTATION

共同研究仮説

農家の使えるクラウドサービスの構築

共同研究仮説01

農家の使えるクラウドサービスの構築

数値に基づく栽培管理

果樹栽培において、これまで学問的には栽培管理のための重要な指標とされながらも農業現場で利用されることのなかった葉果比を万人に使える指標として提供します。特に果樹は1年ごとに定植する野菜等とは異なり、20年以上の長きにわたり利用し続けることから、数値に基づく栽培管理の有用性は大いに期待できます。

EVENT MOVIE

イベント動画

RESEARCHER

研究者

栗原徹、濵田和俊 高知工科大学(教授)、高知大学(准教授)
経歴

Yijiu Yang, Jun Yu and Toru Kurihara, Kazutoshi Hamada, “Immature Yuzu Citrus Detection in Infrared Images using YOLOv4-large,” Proc. of SICE Annual Conference, pp.604–607, Kumamoto, Japan, Sep.06-09, 2022.
末廣いのり, 栗原徹, 浜田和俊, “歩行型LiDARによる園地点群データからの樹木分離法の検討と葉数推定,” 第39回センシングフォーラム, 2022.
浜田和俊, 栗原徹, “赤外線暗視カメラを用いたユズの葉数および葉果比推定に関する研究,” 園芸学会春季大会, 3/17-23, 2022.
柴田高平,浜田和俊,栗原徹, “ユズの葉数推定法,” 園芸学会春季大会,

3/17-23, 2022.末廣いのり, 栗原徹, 濱田和俊, “3DLiDARによる点群データからの葉数推定に関する基礎的検討,” 第38回センシングフォーラム, p.27, 2021.

研究者からのメッセージ

柑橘類の安定生産に向けて是非ご協力ください

本技術によって、ユズ生産者だけでなく多くのかんきつ生産者、果樹生産者の安定収入を実現できるようになります。また引退する生産者の園地を引き継ぐ際、栽培履歴を参考にすることができるようになり、速やかに収益を上げられるようになるため、農地荒廃を避けられるようにもなります。生産者が減少する今、是非ご協力ください。