目の活動の常時センシングを利用した目の健康支援技術の実現、目に基づく心身の健康被害の防止
本研究が解決を狙う社会課題は目に基づく心身健康被害「アイヘルスハザード」である。近年、この被害が顕在化し、世界中の大量の人々がこの健康被害を受ける未来が確定している。例えば、コンピュータビジョン症候群は,眼精疲労,頭痛,ドライアイ,全身疲労などを起こし、1日3時間以上コンピュータを使用する人の約90%が該当する。ドライアイ疾患者は日本国内2200万人/世界10億人、近視においては世界人口半数の50億人が2050年までに近視になり、10億人が重度の疾患になる。
この課題拡大を防ぐために本研究では、目の活動の常時センシングを軸にした目の健康支援技術を、世界の大量の人に提供できる手段の実現を狙う。