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岩は土に比べて硬質なので、試験基準が充実している土の試験方法を単純には適用できません。特に、単純せん断モードの試験では載荷面に平行な荷重を作用させる必要がありますが、剛なキャップ・ペデスタルの界面がすべるので、せん断力の伝達と破壊に必要な荷重の大きさが問題になります。
これに対し開発方法では、岩の角柱供試体を放射状に溝切りしたキャップ・ペデスタルで挟み、ねじる(トルクを作用させる)ことでせん断力を確実に伝達可能です。また、断面積を低減できるので土を対象として普及している中空ねじり載荷装置を利用して破壊までの単純せん断モード(地震時)の岩の性質を取得できます。
共同研究仮説
現在までに、人工軟岩を用いた検討で提案方法が妥当な単純せん断モードの変形を供試体に付与できることを確認しています。原位置の岩盤サンプルを用いた検討を実施し、実現場への適用性を確認したいと考えています。道路、鉄道、洋上風力発電など単純せん断モードの岩盤物性評価を実施希望の方をお待ちしています。
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研究者
■経歴
2014.3. 横浜国立大学大学院都市イノベーション学府 博士(工学)
2014.4 – 2018.2. (公財)鉄道総合技術研究所 研究員
2017.3. 技術士(建設,土質及び基礎)
2018.3. – 現在 埼玉大学大学院理工学研究科 環境科学・社会基盤部門 助教
■主な受賞歴
2016. (公社)地盤工学会 論文賞
2018. (公社)地盤工学会 研究奨励賞
2019. 文部科学大臣表彰 若手科学者賞
■Website
http://s-read.saitama-u.ac.jp/researchers/pages/researcher/eGZxiorX