2022年度公募 seeds-2615 - 【北海道・東北】 高速・高精度に人の動きを分布センシングし、遠隔操作ロボット、技能の見える化、VR技術に貢献
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VISIONビジョン

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VISION

ビジョン

多種類・多数個のセンサから人の動作をリアルタイムかつ高精度にセンシングする技術を実現

人の力加減や細やかな動きをデジタル化しネットワーク化することで拓く新たな応用

これまでのビジョンセンサやモーショングローブなどを用いた人の動きの取得では、接触情報の取得ができず、さらにはプライバシーの問題、データ量の問題、設置容易性の問題などがあり、利用が広がっていません。我々はこれらの課題を解決し、接触情報、手や腕の動作姿勢情報を高精度かつリアルタイムに取得します。これにより今まで利用ができなかった分野への応用展開を行います。人の動作を体現する遠隔操作ロボット、訓練・技能伝承用のスキルの見える化、VR技術への応用を考えています。

USE CASE

最終用途例

遠隔操作技術、匠の技のデジタル化、VR技術へ応用

USE CASE 01人の動作を高速かつ正確に伝えることで、遠隔にて現場作業を行っているようなセンシング技術を提供

APPLICATION

APPLICATION

遠隔操作ロボットによる建設等のサービスを実現

作業者の動きを細やかに取得し、瞬時に遠隔のロボット等へその情報を伝えます。その情報に基づいてロボットを操作することができます。リモートワークの発展にも寄与します。

USE CASE 02手の力加減や動きを正確に取得・蓄積することで、職人の技をデジタル化

APPLICATION

APPLICATION

職業訓練や技術の伝承に向けたデータベースの構築

機械加工などの仕上げの確認や鏡・レンズの磨きなどの作業をデジタル化することで新人の教育・訓練や自動化への道筋を立てることが可能となります。

USE CASE 03複数点の力や動きを取得することでVR空間上に次世代アバターを創出

APPLICATION

APPLICATION

複数点の力や動きを伝える新たなコントローラ

既存のコントローラでは再現できない、現実世界の人間と同様の動作を行う次世代アバターをVR空間上に創出することにも寄与できます。

STRENGTHS

強み

高速・高精度に触覚および動作姿勢を分布センシング

STRENGTHS 01

多種多数のセンサ情報を扱うLSIとそのネットワーク化技術

センサ信号を読取り、信号処理及びデータ伝送処理を行う独自開発のセンサ・プラットフォームLSIを設置して、統一的な方法で多種類かつ多数個のセンサをネットワーク化することができます。また、センサ・プラットフォームLSIは人の触覚受容器を模したイベントドリブン機能を搭載しており、高速化も見込めます。

TECHNOLOGY

テクノロジー

省配線かつ高速応答を実現するイベントドリブンシリアル通信技術

TECHNOLOGY 01

センサ・プラットフォームLSIと集積化触覚センサデバイス

国内特許12件、海外特許12件取得済。
・2019年1月NEDO TCP(Technology Commercialization Program)2018 審査員特別賞
・2022年3月トーキン科学技術賞「科学技術賞」”MEMS-LSI集積化触覚センサネットワークシステムの研究開発と実用化への展開”

PRESENTATION

共同研究仮説

より製品に近いウェアラブルモジュールの共同開発、より社会実装に近いフェーズでのアプリケーション検証

共同研究仮説01

ウェアラブル化に向けた実装技術開発、アプリケーション検証

新規ウェアラブルセンサの共同開発や応用検証

遠隔操作ロボットを開発している企業、職業訓練・技能の伝承の効率化を目指す企業、VR等への新たなウェアラブルインターフェイスの開発を目指す業界との共同技術開発を行いたいと考えています。社会実装には各種アプリケーションにおける実際の課題に向き合い、現場でのデータ取得・解析が必要となります。

EVENT MOVIE

イベント動画

RESEARCHER

研究者

室山真徳/畑良幸 東北工業大学(准教授)/名城大学(准教授)
経歴

九州大学大学院システム情報科学府情報工学専攻博士(工学)取得。

九州大学システムLSI研究センター助手・助教、東北大学原子分子材料科学高等研究機構助教、

東北大学マイクロシステム融合研究開発センター准教授を経て2020年より現職。東北大学大学院工学研究科ロボティクス専攻客員准教授を兼任。
https://researchmap.jp/muroyama
https://www.muroyama.org/
畑は東京工業大学大学院基礎物理学専攻にて博士(理学)取得。

株式会社豊田中央研究所を経て、2020年より名城大学理工学部メカトロニクス工学科准教授。
https://researchmap.jp/yoshiyuki_hata

研究者からのメッセージ

遠隔操作や匠の技のデジタル化に我々の持つ技術を適用し、ESGやSDGsに貢献していきたいと思います。

これまでに多くの企業との共同研究を行ってきた室山と企業出身者である畑とでこれまでにない高精度かつ高速に人の動きを取るセンシングシステムを開発し皆さまへ提供致します。社会にインパクトを与える技術の実装を一緒に行っていきましょう。