若手研究者産学連携
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ビジョン
最終用途例
APPLICATION
金属による腐食や詰まりが起こらないので、これまでの金属調光沢塗料の代替として、またこれまでの金属調光沢塗料では用いることができなかった材料への展開が期待できます。
APPLICATION
有機溶媒を必要としない水溶性インクから金属調光沢膜を調製するため、人や自然環境に優しい材料です。そのため、人の体に接するような化粧品や医療用ウィッグへの応用が期待できます。
APPLICATION
原料色素は、導電性高分子からなります。金属調光沢材料としてではなく、電子材料への利用なども可能です
強み
金属を含まないので、金属を含んでいる塗料で起きる腐食による色の変化、金属フレークの沈殿による色ズレなどが起こりません。また、色素原料を水に溶かすことで水溶性インクを調製できるので、有害な有機溶媒を使う必要がありません。これらの特性は、これまでの金属調光沢塗料では難しかった分野への展開を可能にします。
テクノロジー
金属調光沢膜の原料となる色素粉末の調製に用いる試薬や合成テクニックに、特別なものはありません。研究室レベルでも、数百ミリグラムからグラムスケールの合成まで、必要に応じて作り分けることができます。その後は、色素粉末を水に溶かして、基板の上に塗布し、乾燥させることで簡単に金属調光沢膜を作成することができます。
色素原料の合成条件を変えることで、金属調光沢の色調を制御することが可能です。金色調光沢だけでなく、銅色調光沢膜の調製も可能になりました。今後、合成方法を改良していくことで、色調の精密な制御や金や銅色調以外の様々な金属調光沢色の発現が可能になると考えています。また、色だけでなくインクの粘度や濃度も調製しやすくなると期待しています。
共同研究仮説
イベント動画
研究者
■職歴
2010年4月〜2012年3月 日本学術振興会特別研究員(DC2)
2012年4月〜2017年3月 東京理科大学理工学部工業化学科 助教
2017年4月〜2019年2月 広島大学大学院工学研究科
次世代自動車技術共同研究講座 共同研究講座助教
2019年3月〜現在 千葉大学大学院工学研究院 助教
■webページ等
研究室HP: https://www.f-eng.chiba-u.jp/hoshino-tsukada/
researchmap: https://researchmap.jp/satorutsukada
ORCID ID: https://orcid.org/0000-0003-0175-6152
YouTube(0:31〜3:30): https://youtu.be/4OgkeXgvVbQ?t=31