高速回転でも使用可能な冷却システム
超電導電機推進航空機は極低温域までの冷却、軽量の他にも高速回転で使用できることが求められる。超電導モータは極低温域を保持するため内部を真空にし断熱を行っている。一方、冷却には冷媒を流す必要があり、極低温域で冷媒を流すことができ、静止体と回転体を分けることのできる極低温回転接手が必要となる。また回転状態から種々の液相冷媒の伝熱面に対する挙動を解析する必要がある。本研究ではこれらを包括した冷却システムを提案することにより、将来の超電導電機推進航空機の実現の一助となることを目的とする。