2021年度公募 seeds-2214 - 【関東】 コミュニケーション時の行動リズムのシンクロ率から2者間の相性を定量化する技術
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VISION

ビジョン

人と人のリズムをつないでウェルビーイングをかなえたい

2者の相性を抽出する新しい指標(シンクロ率)の算出技術

コミュニケーションにおける当事者間の相性は客観性、簡易性、科学的根拠のある評価が難しいため、婚活業界、人材派遣や教育業界では効率の悪いマッチングが問題です。そのためコミュニケーション前に相手との相性を評価できるサービス、科学的根拠のある方法論で相性を推定するサービスの実現が必要です。そこで本研究開発は2者間の行動リズム同期(シンクロ率)から2者の相性を算出できるアプリケーションの実現を目指しています

USE CASE

最終用途例

客観的・簡易的・科学的根拠に基づいた人と人との相性評価を可能にする技術

USE CASE 01シンクロ率を用いたマッチング

APPLICATION

APPLICATION

行動リズムから様々な場面での最適な相性を評価し人と人とのマッチングを実現

本研究開発では行動リズムの同期量(シンクロ率)から2者間の相性を定量化するアルゴリズムを開発し、科学的根拠をもった相性算出アプリケーション(ソフトウェア)を製品として提案できます。例えば、友人のマッチング、恋愛パートナーのマッチング、被雇用者と雇用主のマッチング、職場における上司と部下のマッチング、チーム構成のマッチングなどで活用できます。

STRENGTHS

強み

当人も知らない自分の特性から最適な相性の相手を探せるアプリケーションの開発

STRENGTHS 01

高精度(主観ではない客観的指標をつかうため精度が高い)
簡便さ(たくさんのアンケートに答えた結果を分析する必要や熟練の仲人の感覚でマッチングさせる必要がない)
対面の必要なし(スマホで計測できる簡便なデータから評価でき対面しなくても評価ができる・コロナ禍のような社会状況にも対応可能)

従来の相性評価は、主観に基づいたプロファイリングやアンケートをもとに行われており、客観性に欠けていました。そのため、意識的な回答の操作によるマッチングの精度の低さや時間の課題がありました。本研究で開発するアプリケーションを使えば、無意識的に変動してしまう変化や本人が操作することができない変化を事前に計測し、実際に2者実際に会う前にマッチングしたのちにサービスを提供できるメリットがあります。

TECHNOLOGY

テクノロジー

認知脳科学の研究から得られた、行動リズムを数値化し相性を算出する革新的な技術

TECHNOLOGY 01

行動リズムを数値化するセンシング技術

本研究開発は、単なる行動観察データを用いるのではなく、認知脳科学データによって裏打ちされた、行動リズムを数値化する技術を用いています。

TECHNOLOGY 02

行動リズムから2者の相性を評価する技術

本研究開発では、様々な行動リズムのデータから、2者の相性を評価できるアルゴリズムを開発しています。この評価方法を用いて、長期間の友好な人間関係を育むマッチングを実現するアプリケーションから心理的安全性を高める組織の人員計画を支援するソフトウェアまで多様な応用が可能です。

PRESENTATION

共同研究仮説

行動リズムを用いた相性評価アプリケーション開発

共同研究仮説01

“真に相性の良い”相手とつながれるアプリケーションを共に創りませんか?

趣味や性格が合うだけが良い相性とは限りません。個人特有の行動リズムから評価できるシンクロ率で、相性を評価してみませんか。

EVENT MOVIE

イベント動画

RESEARCHER

研究者

川崎真弘 筑波大学システム情報系知能機能工学域
経歴

【経歴】

2008-2013年 独立行政法人理化学研究所脳科学総合研究センタートヨタ連携センター 研究員

2008-2021年 独立行政法人理化学研究所脳科学総合研究センター 客員研究員

2013-2017年 筑波大学システム情報系知能機能工学域 助教

2017年-現在 筑波大学システム情報系知能機能工学域 准教授

研究者からのメッセージ

人が持つリズムをつないで、より良いコミュニケーションが生まれる社会をつくりたい!