2者の相性を抽出する新しい指標(シンクロ率)の算出技術
コミュニケーションにおける当事者間の相性は客観性、簡易性、科学的根拠のある評価が難しいため、婚活業界、人材派遣や教育業界では効率の悪いマッチングが問題です。そのためコミュニケーション前に相手との相性を評価できるサービス、科学的根拠のある方法論で相性を推定するサービスの実現が必要です。そこで本研究開発は2者間の行動リズム同期(シンクロ率)から2者の相性を算出できるアプリケーションの実現を目指しています
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ビジョン
コミュニケーションにおける当事者間の相性は客観性、簡易性、科学的根拠のある評価が難しいため、婚活業界、人材派遣や教育業界では効率の悪いマッチングが問題です。そのためコミュニケーション前に相手との相性を評価できるサービス、科学的根拠のある方法論で相性を推定するサービスの実現が必要です。そこで本研究開発は2者間の行動リズム同期(シンクロ率)から2者の相性を算出できるアプリケーションの実現を目指しています
最終用途例
APPLICATION
本研究開発では行動リズムの同期量(シンクロ率)から2者間の相性を定量化するアルゴリズムを開発し、科学的根拠をもった相性算出アプリケーション(ソフトウェア)を製品として提案できます。例えば、友人のマッチング、恋愛パートナーのマッチング、被雇用者と雇用主のマッチング、職場における上司と部下のマッチング、チーム構成のマッチングなどで活用できます。
強み
従来の相性評価は、主観に基づいたプロファイリングやアンケートをもとに行われており、客観性に欠けていました。そのため、意識的な回答の操作によるマッチングの精度の低さや時間の課題がありました。本研究で開発するアプリケーションを使えば、無意識的に変動してしまう変化や本人が操作することができない変化を事前に計測し、実際に2者実際に会う前にマッチングしたのちにサービスを提供できるメリットがあります。
テクノロジー
本研究開発は、単なる行動観察データを用いるのではなく、認知脳科学データによって裏打ちされた、行動リズムを数値化する技術を用いています。
本研究開発では、様々な行動リズムのデータから、2者の相性を評価できるアルゴリズムを開発しています。この評価方法を用いて、長期間の友好な人間関係を育むマッチングを実現するアプリケーションから心理的安全性を高める組織の人員計画を支援するソフトウェアまで多様な応用が可能です。
共同研究仮説
趣味や性格が合うだけが良い相性とは限りません。個人特有の行動リズムから評価できるシンクロ率で、相性を評価してみませんか。
イベント動画
研究者
【経歴】
2008-2013年 独立行政法人理化学研究所脳科学総合研究センタートヨタ連携センター 研究員
2008-2021年 独立行政法人理化学研究所脳科学総合研究センター 客員研究員
2013-2017年 筑波大学システム情報系知能機能工学域 助教
2017年-現在 筑波大学システム情報系知能機能工学域 准教授