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ビジョン
一方で再生エネルギーには出力変動への対応や系統安定化、エネルギーの効率的な輸送・分配のために、系統側・需要家側に定置用蓄電池の併設が求められます。再生エネルギー発電設備の社会実装をより推し進めるためには、再生エネルギー発電を低コスト化し収益性を担保する必要があります。再エネ発電設備には安定化のために定置用蓄電池が必須ですが、経済性確保のためにはコスト低減が急務です。リチウムやコバルトを用いない「ナトリウムイオン電池」は低コストかつ資源制約のない蓄電デバイスとして期待されていますが、ナトリウムやリチウムよりも原子番号が大きく「重い」ため、エネルギー密度の点からリチウムイオン電池に及びません。そこで本研究では再エネ併設の定置用蓄電池を目指してナトリウムイオン電池の大容量化に資する新奇材料開発を行います。
最終用途例
APPLICATION
これまでネックであった蓄電池のコストを低減させることで、出力変動への対応に蓄電デバイスが必須である再生エネルギー発電設備の効率的な導入・運用が可能になります。これにより再生エネルギー発電設備のさらなる普及が期待されます。
APPLICATION
再生エネルギー発電設備以外にも、電気自動車のコストの約3割がバッテリーと言われています。これを低減させることで電気自動車のさらなる普及にも貢献が期待できます。
強み
テクノロジー
共同研究仮説
本研究シーズの実用性を高め商用化を目指すためには、目付量の高い電極作成やラミネートセル・巻回セルレベルでの試作評価が必要です。こういった実験は、低目付かつ小型コインセルでの実験が中心となる大学での実施が難しいため、協業頂ける企業を必要としています。
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研究者
2017年 横浜国立大学 大学院工学府 博士後期課程修了 博士(工学)
2017-2019年 マサチューセッツ工科大学 博士研究員
2019-2020年 横浜国立大学 特任教員(助教)
2020年- 現職 東京理科大学 理学部第一部 応用化学科 助教
Google Scholar: https://scholar.google.co.jp/citations?user=Sy_4UvgAAAAJ&hl=ja&oi=ao
Researchmap: https://researchmap.jp/ryoichitatara