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ビジョン
最終用途例
APPLICATION
合成エラスチンは、水中で、長さ数十マイクロメートルを超える長いナノファイバーを形成します。このナノファイバーは分散性にすぐれ、溶液の透明性を損ないません。この特徴により、ごくわずか(およそ0.03wt%)の添加量であっても、水溶液のレオロジーを弾性的に変化させます。
APPLICATION
合成エラスチンのナノファイバーは、塗布・乾燥によって簡単に基材にコーティングできます。また、合成エラスチンのハイドロゲルは、振とうにより液状化、静置によって再ゲル化する自己修復特性を持つため、ゲルへの簡便な細胞包埋や、細胞3Dプリンティングのバイオインクに適しています。人工臓器や培養肉作製のための足場材料として活用が期待されるほか、抗血栓性を持つため人工血管用途にも好適です。
APPLICATION
合成エラスチンのナノファイバーは、単独で成膜したり、他の高分子材料と混合してシートを形成させることができます。配列変換・付加による機能拡張で、力学特性、細胞接着性、電気的特性などを制御できるため、ウェアラブルデバイス用素材としての発展が期待できます。
強み
テクノロジー
共同研究仮説
合成エラスチンは、生体由来エラスチンの課題であった、溶媒に不溶、品質が一定でない、不純物残留の懸念をすべて解決します。
合成エラスチンは、透明性にすぐれるナノファイバー分散液およびハイドロゲルを与えます。ナノファイバーは数十マイクロメートル以上の長さを持ち、特異な粘弾性を発現します。
イベント動画
研究者
2004年 東京大学大学院工学系研究科 博士課程修了
2004年〜2007年 東京医科歯科大学生体材料工学研究所 日本学術振興会特別研究員(PD)
2007年〜2008年 カリフォルニア工科大学 日本学術振興会海外特別研究員
2008年〜2013年 東京大学大学院工学系研究科 助教
2014年〜2020年 名古屋大学大学院工学研究科 准教授
2020年~2024年 名古屋大学大学院工学研究科 教授
2024年 東京医科歯科大学 生体材料工学研究所 教授
2024年~ 東京科学大学 生体材料工学研究所 教授(現職)
研究室ホームページ:https://softmater.energy.nagoya-u.ac.jp/index.html