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ビジョン
最終用途例
APPLICATION
カーペットやクロスなどの柔らかい素材を貼らなくても壁や床などにそのまま木材が使えます。また、衝突の危険性がある柱や梁に部分的に貼り付けることで、木材の見た目を損なわずクッション材としても使えます。
APPLICATION
直面には無処理の木材を、湾曲部にはスポンジ木材を使って、木材の意匠性を最大限に発揮した製品が作れます。また、動きが求められる部位等にも木材を使う事ができます。
APPLICATION
木材や板材、木粉など様々な大きさの木材をスポンジ化できますし、スポンジ木材同士を貼り合わせたり、ナイフで簡単に切れますので、好きな大きさに加工して利用できます。
強み
本研究で行うスポンジ化処理はイオン液体を使っています。イオン液体とは、難揮発性・熱安定性に優れた性質を持っているため、再利用可能な環境負荷の小さいグリーンケミストリーとして知られています。この性質を利用し、コスト削減が期待できます。
スポンジ木材は薬液を注入し、加熱するのみのとても簡単な工程で生産が可能です。従って、温度100℃程度で加熱できる装置があればどこでも簡単に処理することができます。温度を変化させるのみで柔らかさも調整することができます。
テクノロジー
共同研究仮説
スポンジ木材に適した樹種は建築材や家具材での利用が難しい低密度な木材です。日本には沢山のスギが植わっていますが、低密度なため使われないスギ材が多くあります。そのような木材でも利用可能なスポンジ木材で製品を作りましょう。
環境問題が深刻化し、木材の利用が大変注目されています。硬い素材から柔らかい素材まで、木材を幅広く使える時代になりました。木材利用の発想が生まれなかった製品にもきっと利用出来ると考えています。スポンジ木材を利用するアイディアをお待ちしております。
イベント動画
研究者
2004-2006年 住宅関連企業に勤務
2006-2009年 九州大学大学院 生物資源科学府 博士(後期)課程
2009-2010年 九州大学大学院 農学研究院 学術研究員
2010年 森林総合研究所 非常勤特別研究員
2011年1月〜現在 九州大学大学院農学研究院 助教
【研究者情報 九州大学HP】
https://hyoka.ofc.kyushu-u.ac.jp/search/details/K003887/