安全な水素社会を実現するための水素センサ
持続可能な社会の実現に向け、水素燃料への期待が高まっており、製造・貯蔵・利用と各方面での研究開発、社会実装が進められています。
一方、爆発による事故を未然に防ぐためには水素センサも必要となります。従来使用されてきた白金やパラジウムはレアメタルであり、
価格等に課題があることから、代替材料の開発が求められます。
若手研究者産学連携
プラットフォーム
研究の成熟度
TRL1
基本原理・
現象の確認
基礎研究
TRL2
原理・現象の
定式化
基礎研究
TRL3
実験による
概念実証
応用研究
TRL4
実験室での
技術検証
応用研究
TRL5
使用環境に
応じた技術検証
実証
TRL6
実環境での
技術検証
実証
TRL7以上
実環境での
技術検証
※TRL(TRL(Technology Readiness Level):特定技術の成熟度を表す指標で、異なったタイプの技術の成熟度を比較することができる定量尺度
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ビジョン
持続可能な社会の実現に向け、水素燃料への期待が高まっており、製造・貯蔵・利用と各方面での研究開発、社会実装が進められています。
一方、爆発による事故を未然に防ぐためには水素センサも必要となります。従来使用されてきた白金やパラジウムはレアメタルであり、
価格等に課題があることから、代替材料の開発が求められます。
最終用途例
APPLICATION
水素タンクに取り付け、水素のリークを迅速に検出し、重大事故を未然防止する効果が期待されます。
強み
レアメタルを使用しないことで、価格を抑えられるメリットが考えられます。
テクノロジー
水素の爆発による事故を未然に防ぐためには水素センサが必要となります。
従来使用されてきたセンサには、白金やパラジウムといったレアメタルを用いた燃焼式センサなどがありますが、
価格等に課題があることから、代替材料の開発が求められます。
レアメタル以外の元素で水素に対する感度および水素選択性を発現させることを狙います。
共同研究仮説
まずは市場ニーズの把握を行いたいです。
社会実装において要求されるサイズ感などを把握の上、開発を進めたいと考えています。
研究者
2023年10月~ 神戸大学 大学院工学研究科 応用化学専攻 准教授
応用物理学会講演奨励賞、有機分子・バイオエレクトロニクス分科会奨励賞など